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_hoboneko
ちょっとだけ大河の感想
四角関係?
なんだかまるで少女漫画展開な、冒頭でしたね。
まひろと道長、直秀、宣孝、気になる関係。
宣孝が夫になるのは史実ですが、青年たちへの牽制は、幼い頃から知っている友の娘のためなのか、いずれは…と考えているのか。
花山天皇即位
とうとう花山天皇が即位。
他の方の感想を読ませてもらうと、『古事談』の御座での不祥事は、藤原道隆の噂だったようですね。
『古事談』と言えば、藤原実資が頭中将をまたやってほしいという、師貞親王の願いを承諾しないので、叔父藤原義懐にすがるシーン、かわいいと思ったのですが、すぐさま、冠を奪い取られる。そして、隣の藤原惟成も(笑)
このシーンは、惟成が何度も花山天皇に冠をとられた話がもとなのでしょうか。
貨幣を流通させることも花山天皇の新政の一つだったので、この件に触れたのは嬉しい。(しかし、平清盛が台頭するまで、実施されず)
![](https://assets.st-note.com/img/1707022988442-yf4wUco3rO.jpg?width=800)
五節の舞姫
まひろの舞姫姿は美しかったですね。
永観二年の新嘗祭の五節の舞姫は、藤原朝光も舞姫を献上しています。
左大将朝光五節舞姫奉りけるを見てつかはしける
天津空豊の明に見し人の猶面影のしゐて恋しき
左大将藤原朝光が五節の舞姫を献上なさったのを見て、贈らせた
豊明の節会に見た舞姫の姿がまだことさらに恋しくてたまりません
あんなに美しい舞姫を献上するなんて、さすが、朝光様。という意味も込めているのでしょうか。
『小右記』によれば、花山天皇は節約を求めていた頃、舞姫についても必要以上の華美がないよう戒められています。
さて、ドラマでは、この祭が大きな転機となるようです。
参考
『新日本古典文学大系 平安私家集』岩波書店1994 公任集
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