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バツイチ男性の再婚までの期間

しあわせ婚ナビゲーター仲人の舘です。
女性に関しては嫡出推定というものの関係上、再婚までの期間に制限が設けられる場合があります。
それでも昔に比べれば緩和されており、離婚時に妊娠していないことが証明された場合などは例外措置を受けられます。
一方で男性には当然ながら妊娠の可能性がありませんから、バツイチになってすぐに再婚ということが誰でも可能です。

ただ、近年ではこの嫡出推定についても見直そうという機運が高まっています。
とくに注目されているのが、男性側つまり父親が推定される状況について、離婚後300日以内と婚姻後200日以内という期間の部分です。
これは民法第772条によるもので、その起源をさかのぼると明治民法820に行き着きます。
バツイチや再婚が珍しくない現代に即していない部分が目立ち、弊害ばかりが際立った状況と言えるでしょう。

今は精度の高いDNA鑑定がありますし、将来的には女性も男性と同様再婚までの期間がとくに設けられなくなるかもしれません。
今すぐにとはいかないでしょうが、時代は確実にその方向へと進んでいます。
だからといってバツイチからすぐさま再婚、という流れになるわけではなく、法の下の平等が約束されるのです。
男性に関しては今でもすぐ再婚できますが、対外的なイメージがあまり良くないので一定期間は空ける場合が多いでしょう。

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