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再婚と養子縁組に関連した養育費の話

しあわせ婚ナビゲーター仲人の舘です。
たとえ子連れであっても、再婚するケースはよく見られます。
多くのことを、時間をかけて話し合い、その結論に至った苦労は容易に推し量れるものではありません。
さて、新たな親を迎えるにあたって、子には養子縁組をするかしないかの選択が迫られます。
すれば養親の遺産相続に際して相続権が発生するようになりますし、しなければ実親の扶養義務は継続されることになります。

この再婚と養育費の話は少し複雑で、たんに養子縁組をすれば実親は子への責任から解放されるとはなりません。
もちろん一次的な扶養義務は養親へと移行するのですが、収入が養うのに十分でない場合もあります。
一見するとどちらでも良いか、養親に十分な経済力があるなら実親の扶養義務を優先させたほうがおいしいように見えますがこれは要注意です。

実親が反発して、いわゆる養育費の未払いが生じる可能性がありますね。
新たな家庭は裕福なのに、更にお金を要求するのかとなります。
養親は養子縁組をしていない子への扶養義務を持たないため、あてが外れて困窮するかもしれません。
特別な事情がない限り、再婚と養子はセットで考えたほうが良さそうです。
あまり積極的に話したい内容ではありませんが、各々の経済事情を共有して、子供をどう支えていくか全員で考えたいですね。

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