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とろけるストレス

私は目の前の怪物に失望した。
いや、最初から望みも期待もしてなかったけど。
それでも、少しくらい。
可能性にして0.01%くらいはあっても良かったはずだ。
目の前の生き物が人間だという可能性が。
でも違った。
怪物は怪物であった。
怪物は本能のまま怒りの感情のまま怒鳴り散らし、喚き、悲しむ。
ああ、苦しい。
眠たい。帰りたい。
君がそんな訳のわからないことで、そんなに頭に血が上るのはきっと疲れてるからだよ。
だからさっさと帰って寝ろ。
私はそうして怪物の前から姿を消す。
1分、1秒でも早く。
ココロガカケテイク。
心身共に疲弊したので、補充のための肉とアルコール。
ここにくるのは2回目。
五臓六腑のピースが次々に埋まっていく。
食べ終わった頃には、私の体は復活し、心は丸みを取り戻していた。

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