見出し画像

朝顔の水栽培(2017年の記録)

8月11日の朝顔

大輪の朝顔が咲いたので茎(蔓)を長めにつけて切り、ポケットウイスキーのボトルに挿してみた。

8月15日の朝顔

朝顔の花は枯れてしまったが、茎を瓶に入れたまま放置しておいたら新しい葉を出していた。
さらに茎から根を出し、よくみると小さな蕾までつけていた。そこで、しぼんだ花を除去して水栽培を行ってみることにした。
この状態で生育を続けても、まさか花が咲くなどどいうことはありえないと思うが、どうなることやら。

8月19日の朝顔

けっこうな勢いで根が伸びている。茎や葉はまったくと言っていいほど成長してはいないが、枯れそうにも見えず青々としている。
興味深いのは蕾だ。写真では見えにくいが、一番上の葉の右隣に蕾があり、少し成長している。
さて、咲くことはできるのだろうか。

8月23日の朝顔

蕾が成長し青く色づいてきた。ここまでくれば咲きそうに思う。

8月24日の朝顔

 なんと、切り花にしてボトル瓶に挿した朝顔が14日目にして花を咲かせた。
根はさらに伸びているが、一番下の葉は黄色くなってしまっている。これ以上の生育はないと思うが、観察を続けてみることにする。

8月26日の朝顔

花はしぼみ、葉はかなり茶色くなってしまった。一番下の葉だけではなく、その上の葉の先端も変色している。
そろそろ生命としての限界が近づき、このまま枯れていくのだと思う。

8月29日の朝顔

どうしたわけか、かなり根が伸びてきている。しぼんだ花の右隣には新しい蕾ができている。
さらにその右隣では若葉が広がろうとしている。下の葉はかなり枯れてきているが、上方では成長が続いているのだ。

9月1日の朝顔

しぼんだ花の先に茎(蔓)を伸ばして、また蕾が2つ出てきた。
まさか新しい蕾が出て成長を続けるとは思っていなかったので、しぼんだ花をそのままにしていたが、この写真を撮った後で切り取った。しぼんだ花で種の生育が始まると、そちらに養分を取られて新しい蕾に養分がまわらないと考えたからである。

9月3日の朝顔

根が伸びてきて窮屈そうなので、今までの瓶よりかなり大きい1リットルのペットボトルに挿し替えた。

9月8日の朝顔

また見事に花を咲かせた。
上の写真をクローズアップしてみた。

9月10日の朝顔

花がしぼんだので、隣の蕾の生育を妨げないように除去した。新しい蕾が順調に育っている。

9月12日の朝顔

また咲いた。

9月15日の朝顔

花はしぼみ、下の葉2枚が黄色くなってきてしまった。
さすがにもう、蕾が出たり、若葉を出したりはしないように思う。

9月18日の朝顔

葉は1枚枯れ落ちてしまったが、予想に反して、なおも新しい蕾を出してきた。
さらに若葉も伸びている。いったいいつまで生育をつづけるのであろうか。楽しみになってきた。
上の写真をクローズアップしてみた。

9月20日の朝顔

ペットボトルの口のところの葉が1枚完全に枯れてしまったが、蕾が生育を続けている。
おおきく育ちつつつある蕾の右にも、蕾ようなものが出ているようだが小さ過ぎて確認できない。

9月24日の朝顔

蕾の先が割れてきて、花を咲かせる準備に入っているように見える。その蕾の右に出ていた小さなものは、やはり蕾だったようだ。写真ではわかりにくいが。

9月28日の朝顔

蕾の中をよく見ると、色づいた未熟な花弁のようなものが見える。その蕾の右に出ていた小さな蕾は枯れてしまったようだ。

9月30日の朝顔

 またまた咲いた。
もうここまでくると花弁は小さいが、きれいに咲いた。
ただし中程の葉は黄色く枯れてきている。

10月3日の朝顔

 3日前に咲いた朝顔の花はしぼみ、中程の葉がどんどん落ちていき、残った1枚も枯れてきた。
もうこれ以降は全体的に枯れていく一方だと思われるが、とりあえず観察を続けることにする。

10月7日の朝顔

 上の写真は9月30日に咲いて、その後しぼんだ朝顔の花である。そのしぼんだ花の右に新しい蕾が出てきた。10月なって出てきた蕾だが、まだ咲くところまで生育できるのだろうか。

10月15日の朝顔

夏に較べると蕾の生育は実にゆっくりしたものである。気温や日照の違いが原因だろうか。
それでもまだ新しいしい蕾が出てきている。葉はこんなに枯れてしまっているのに、よくも蕾が出るものだと思う。

10月20日の朝顔

膨らんだ蕾が少し割れて、中にほんのちょっぴり花弁がのぞいている。どうやら近々咲きそうである。  このところ平年よりもずっと寒い日が続き、なかでも10月16日はこの時期の記録的な寒さになった。そのため蕾の生育も止まったかと思った。
しかし、18日だけは天気が回復し少し気温も上がった。それが蕾の生育に影響したのだろうか。ただし、翌日からはまた雨で気温も下がっている。

10月22日の朝顔

 ついに咲いた。なぜか真上を向いて咲いている。今までは、横とか少し斜め上くらいを向いて咲いていたと思う。ほぼ真上を向いて咲いているのは初めて見た。どうして真上に向かって咲いたのだろう。
下の写真は、その花を上から撮影したものだ。
さすがにこの季節までくると、きれいに大きく咲くというわけにはいかないのだろう。

10月24日の朝顔

2日前に咲いた朝顔がしぼんだが、その左に出ている蕾は少し成長したように見える。
しぼんだ蕾を切除したのが下の写真だ。
そろそろ11月になるが、はたしてこの蕾は花を咲かせるのだろうか。
このところずっと雨天が続き日照的にも気温的にも生育条件は悪い。数少なくなってしまった葉も枯れてきている。もう咲くのは難しいと思うが期待はしている。

10月28日の朝顔

蕾の色が薄く黄色っぽくなってきたように見える。嫌な感じだ。

11月3日の朝顔

嫌な感じがしていたが、やはり蕾は枯れてしまった。寒い日が続いていたことも影響しているかもしれない。もう11月なのだからしかたがない、と、いうよりも当然であろう。
枯れた蕾の右隣に新しい蕾が出てきているが、これはどこまで育つのだろうか。

11月9日の朝顔

全体的に枯れてきているが、新しい蕾はなんとか持ちこたえているように見える。
今日まで何日か暖かい日が続いたが、明日からは冷えるようである。

11月14日の朝顔

11月も半ばとなり寒い日が続いている。よく枯れずに耐えているのではないだろうか。
若干、全体的に黄色くなっているようにも見える。

11月26日の朝顔

蕾がふくらんできた。咲くのだろうか。

11月28日の朝顔

もう少しで咲きそうだ。蕾は咲くだけの成長を遂げている。あとは開くだけだ。
しかし、朝この状態となったきり、夜になってもこのままで蕾は開かなかった。

12月4日の朝顔

結局、咲かずに蕾は枯れてしまった。蕾だけでなく全体が風前の灯火といったところ。

12月18日の朝顔

 順調に枯れてきている。もはやこれまでであろう。
枯れた蕾の付け根に、ほんの小さい若い蕾のようなものがあり少し気になるが、それが蕾だとしても、もうこれ以上は育つことはないと思われる。そこで、本日をもって朝顔の水栽培は完了することにした。
ここまで水栽培で朝顔を観察できたことは、私にとっては驚異的な成果であった。きちんと温度や日照、肥料などに配慮することができていれば、もっと咲かせることができたと思う。もしかしたら年を越すことも可能だったかもしれない。
兎にも角にも朝顔という植物の生命力のたくましさには感心するばかりである。


今後ともご贔屓のほどよろしく御願い申し上げます