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血パンダは、どうやって演劇を作っているか(前置き)

タイミングが合わないなぁと思いながら、見送っていた文化庁の継続支援事業。どちらにしても新型コロナが落ち着くまで待つなんて選択肢も考えられないので、配信公演やらアトリエ公演できる環境を整えねばと思って助成を申請し、プロジェクトを開始したものの、助成の審査にすら至らないまま、プロジェクトの日程は満了。『月を見るがごとく』は成果物のひとつだ。

文化庁に対しては、求められた書類の修正を放置して、申請を取り下げたことになれば、それはそれだが、なんせ結果がわからないからといって、プロジェクトをやらないとなれば、そもそも申請の必要も無いわけで、引くに引けないまま活動資金は全部突っ込むことになった。継続ってなんだよという状況。
ただ、なんにしてもこの放置ぶり。最終的に申請が採択されるかどうかはわからないが、「そもそも田舎の任意団体というのは、みんなが趣味でお小遣いを手出ししてやている活動だろうから、今回は相手にしていません」という雰囲気も邪推してしまうので、癪ですよ。
血パンダとしてはずっと、過去に出品料としてせしめた資金を種銭にしており、お小遣いを出し合って活動するという状態ではないし、それが崩れて、活動を続けるために資金を注入せざるを得なくなるきっかけが今回の「継続支援の助成金」ということでは、余計に癪に障る。

オーバーな被害妄想だけれども、まるでこれっぽっちも芸術文化に資するところのない活動という風な見做しに対して、素直にはいそうですねととも言いたくないので、何か、演劇をやっていますよということでも文章に記して、勝手に吠えておくことにしようと思った。どういう角度で、どうまとめて書いたものやらと思案していたら、友人からお題が出た。

『ゼロからどういう流れで作ってるの?演劇って』

ありがたし。書きます。
ただこれも、田舎の特殊な劇団の例なので、一般的な流れではないと思うけれども、劇団血パンダとしては、こんな感じです。
待て、次回。今日はおやすみなさい。


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