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核汚染水シリーズ 星月夜

「汚染水を海に流せば、海は死ぬ。だから、そうする。この国は、最強であり、心配することは何もない。奇形魚や汚染海産物により、食は毒になりかねない。しかし、大丈夫です。間違いありません」 と田岸文弥総理大臣は笑いながら、飛び降り自殺を敢行した。
 田岸は頭から地上に向かって真っ逆さまの姿勢で、笑顔で落ちていく。その笑顔は、絶望的に白々しい作り笑顔だった。そして首の骨がぶち折れて、死んだのだが、顔は笑顔だった。

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