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男はつらいよ9~吉永小百合とペプシコーラとおいちゃん

男はつらいよ、第9作を見た。今回はネタばれ豊富気味ですので、ご了承ください笑

入院中にたくさん病室で寅さんを見たけど、レンタルビデオで借りたやつだったから、レンタル中のは借りられなくて飛び飛びになってしまっていて、この9作目は見られていなかった。
なので、先のシリーズ、第19作とかをもう見ていたから、今回また9作目を見て、寅さんがとても若く見えた。
そしておいちゃん。おいちゃんが2代目の役者さんになっていて、これがまたはまり役だったので見ごたえがあった。

吉永小百合は別格の気品が漂う。マドンナのなかでもこれは別格の雰囲気。美しさ、つややかさ、笑顔。女優さんってやっぱりすごい。
吉永小百合のお父さん役の俳優さんもほとんどセリフはなかったが(これは予想外。第何作だったか、結婚に反対する父親を説得する寅さんのパターンか、と思いきや、そこは今回は違った。

そして、ペプシコーラ。なんととらやの入ったとこのすぐ店の中の横っちょのほうに、ペプシコーラのロゴがでっかく載った冷蔵庫があるのだ。これは団子屋としては先進的だし斬新だ。団子にコーラ。この当時の時代に、コーラが日本でも売れ始めたのか。コカ・コーラではいのは、スポンサーなどの関係か。いろいろ余計なことを想像してしまうね。

お品書きにも変化が。とらやのお品書きといえば、草団子100円にぜんざい100円がおなじみだったが、アイスクリーム150円というのが今回のシーンに見られた。団子やもアイスを売らないとやっていけない時代になっているのか、とらやが特別なのか分からないが、面白い。和洋折衷。

僕の持論(勝手な推論)では、寅さんにはいつも3つのエピソードがあるように思う。今回は、
1 不動産屋のくだり。とらさんの部屋が貸しに出されるのは初めてではないはずだが、不動産屋にだしているのは初めて。不動産業が商売として発達し始めたことが予想される時代。
2 吉永小百合との失恋話。おなじみの展開。旅先でマドンナと出会い、柴又の店に立ち寄り、その後、失恋。マドンナに好きな人がすでにいるのもいつもの流れ。 
3 今回はなし。とうことで、エピソードは2つ。

1と2のつながりはなかった。次回の10作目も楽しみ。時間があるときは毎日のように見ていて少々飽きてしまったが、今回久しぶりに見て、やはり寅さんは笑えるし、幸せな気分にさせてくれる。山田監督ありがとう。

画像は以下サイトより引用


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