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男はつらいよ第13作~ヒロインは再び吉永小百合。津和野と温泉津が登場。テーマは親子の愛

久しぶりに寅さんを見ました。ここ最近は日常に忙しくて、ゆっくり2時間映画を見る時間が取れていなかったけど、今日は3連休の最終日で時間もあって、少し早起きしてみた。

昨年、12月に津和野に行ってきた。益田といっしょに回ったのだが、そこで寅さんのロケが津和野であったことを知って、それ以来、ずっとこの作は見ようと思っていたのだ。

不思議だったのは、温泉津がメインの舞台と思いきや、津和野がメインだったこと。絹代さんとのエピソードは早々に終わり、舞台は津和野に。といっても、歌子さんが東京にすぐ来てしまったので、メインはやっぱり柴又なのだけど。

この作では、歌子と父親の間にある過去からの葛藤と、それが解けて和解するまでを、寅さんと歌子さんの関係を絡めながら描いている。父親のなかにある、自分の気持ちを娘に伝えたいという行動を起こさせたのが寅さん。常識やプライド、わだかまり、こだわりといったやっかいな感情を人は持つものだが、それによって絡まった糸を、寅さんの常識外れの行動がほどいた結果とおもってみた。

話がずれるが、作の冒頭に登場する駅弁を買うシーン。駅弁が3人で1290えんだったkら、1個430円ということになる。インフレの近年の物価水準からみると、本当に安いなあ。この作品は確か昭和40年代のもの。時代を感じさせる。

寅さんの江戸風言葉、リズムの良いとらやの面々との会話。これぞ寅さん、という面白さというか。安心感もあってうれしくなる。

この映画で好きなシーン
①寅さんが修吉の家に行くシーン。小説家だからといって気取るな、調子に乗るな。娘に対して謝罪を迫るシーン。そして後で歌子にやり取りの結果を聞かれてとぼける寅さんも好き。

画像引用元サイトはこちら
https://www.shochiku-home-enta.com/c/japanese/japanese-drama/DB6513

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