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紅の豚をみた~女と男と機械と海。

スサノオマジックの安藤せいや選手は、紅の豚が好きらしい。いぜん、マーブルのインタビュー番組で言っていた。それから、気になっていた。まえに金ローでやっていたけど、あまり興味がなかった。なので見ていなかった。ジブリ自体、見始めたのは40歳になってから。なんとね。

それでしばらくたってから、安藤選手の話を聞いて、みたくなったのだ。
で、みて面白かった。めちゃくちゃ面白かった。絵もきれい。物語も展開も。90分の時間の中に、ぎゅっと面白さがつまっている。酒、女、メカ、海。イタリア、アメリカ。戦争と盗人。空中海賊。

主人公が豚だけど、人間社会の機微と複雑さ。美しいものを美しいという素直さ。男のプライド。女の感情丸出しの本性。男の喧嘩。暴力と技術。女と金のために必死で喧嘩する。命がけだ。

そんな面白さがある。詳しいストーリーの紹介はしない。見るべし。男なら。宮崎駿の脳みその中を覗いてみたい。どうしてこんなに骨太な、物語が書けるのか。どうしてこうも美しい画像が作れるのか。どうして妥協がないのか。
最初はドキドキと不安。ほんとにおもしろいのか。期待に沿った内容か。そんな不安は物語の進行とともに消え去る。どんどん引き込まれていく。早く、早く次が見たくなる。そして終わる。長すぎず短くもない。飽きさせない娯楽。
作者が伝えたかったことは何か。凡人には分からない。情熱は伝わった。あとは勝手に想像して咀嚼して忘れるのみ。元気になればよい。難しいことは分からない。また見よう。



画像出典元 スタジオジブリHPより
https://www.ghibli.jp/works/porco/

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