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男はつらいよ第15作を見て~色々と不可解な今回。

寅さんをずっとシリーズで見ているが、第6作まで来たところで、ネットではなく、レンタルビデオで見たくなった。第6作までは、会員になっているアマゾンプライムで見ていた。
第1作が無料だったので、有料となっている第2作以降も、その流れで、アマプラで見ていたが、1作あたりのレンタルが400円と割高であることや、なにか味気無さというか、即物的というか、便利な反面、そういったさみしさのような気持ちがあったのだ。

そこで、妻にお願いして、第7作以降をまとめて借りてきてもらおうと思ったが、意外に近所のゲオには第7作から第13作まではレンタル中だったということで、第14作以降、第19作までを借りてきてもらったのだ。レンタルは良い。DVDプレイヤーにセットして、再生されるまでのあの時間が心地よい。これが、ネットだと、アマプラのHPを開いて、寅さんを検索、クリックしてひょいっと始まる。これはこれで良いのだが、心の期待感というか、期待感を処理してくれる時間がないまま始まってしまうので、心の準備ができていない。なんかソワソワするのだ。

そこで、最近は息子がレンタルで、パウパトロールとか、パーマンとか借りていて、娘も漫画レンタルで、スパイファミリーとかを借りていて、よくゲオに行くので、ということと、レンタル料が80円と格安なので、ゲオで寅さんを借りたというわけである。

以下、映画を見た人向けの文章となりますので.

今回のメイン話は・・・
1旅先で会ったサラリーマン風の育ちのよさそうな男(船越英二。なんと。高橋秀樹かと間違えた)そしてその妻のオーラもすごい。誰だろう。この兵頭さんの人生が垣間見えるのだが、兵頭さんの生活が何か変化したわけでなく、寅さんを羨ましがって終わっている。普通ならなんかドラマをもってくるのだが・・。普通にする理由があったのか。
2リリーとの再会。再会させてもう一度マドンナにするほどの人気があったのか。浅丘ルリコ。今回の失恋の仕方はいつもと違っていて、家族からの一言がきっかけとなるパターン。始めてみた。自分にその気がないのにこんな展開になるのは寅さんもつらかっただろう。しかし恋沙汰なんて自分でコントロールできるものでもないのかもしれないな。
3 今回は3つ目が見当たらない。おそらく、兵頭の話が何かあるはずなのだが、小樽で出会った昔の初恋の女性(美人!誰だろう。この女優さん)。この女性との展開が後半にあるのかと思いきや、何もない。兵頭の奥さんがとらやに来るくだりも、全体に影響しないあまり意味のない仕立て。なんか色々あって変更になったのかな、脚本が。あれこれ想像させる回である、今回は。

点と点がつながるパターンは面白い。定番だけど、寅さんに会いに来たリリーがとらやでは会えずに、旅先で会うことで、連れだった兵頭さんと知り合うことになる。ここでリリーが寅さんに偶然会わなかったとしても、兵頭は生活に戻り、とらやにお礼に来ただろう。なんか釈然としないなあ。リリーと兵頭が知り合うことによって生まれるドラマは用意されなかった。兵頭が2人の間にはいって何か事を起こす仕立てではなく、さくらが結婚話を持ち込んで物語をラストに向かうことになる。

気になった場所
小樽・・・こんなに未整備だったころがあったのか。運河沿いが護岸が草に覆われている。いまは倉庫が立ち並ぶエリアで観光化されているだろう。青森八戸、長万部(おしゃまんべ)のカニの話も出てくる。小樽の喫茶店のシーンからは、地元の喫茶店・オルゴールを思い出した。ナポリタンやカツカレーが食べれそうなところ。オルゴールにも久々に行ってみるか。

読書会・・映画の冒頭のほうで博がちょこっと口に出していた、今日は読書会がある、という言葉が気になった。読書好きなので。このコロはそういう文化があったのかもしれない。昭和50年。僕の生まれた年。

画像引用元 https://www.shochiku-home-enta.com/c/japanese/japanese-drama/DB6515

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