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面白いまちとは、どんなまちなの?


いまの自分が住んでいるまちは、面白いか。正直、普通の地方都市に住んでいて、自分のまちは便利とか住みやすいとは感じていても、「面白い」という意識がある人は少ないのではないだろうか。ここでは、まちの要素として、「面白さ」に加えて、「豊かさ」について考える。

豊かな暮らしをつくる

地方都市でも、春、秋などの週末になると、何かのイベントに行った、とかイオンとかのSCに行ったとか、飲み会とか同窓会に行って楽しかった、といったいわゆる行事への参加することにより満足する体験はあっても、「このまちは面白い」、とまでは言えないのではないか。それは、これらが「楽しさ」ではあっても、「豊かさ」とまでは言えないからではないだろうか。

では、豊かさとは何か。定義は人それぞれだけど、僕は豊かさは、一人で感じるものなのだろうと思う。一人でまちの風景を楽しみながら散策したり、好きなお店でひとりでコーヒーを飲みながら読書する時間を楽しんだり、友達と会話したり、といったことを感じること。同じ空間を人と共有する、しないの違いはあっても、自らの感覚として、深く悦びを感じ、幸せを感じる。それが豊かさではないか。


自分もそうだが、子育て中だと、近くのコンビニに行く時間をつくることすらままならないくらい、日々バタバタするものだ。そんな毎日を過ごしていても、まちに自分が欲しい場所は必要だと思う。今の自分の場合、欲しい場所は、子供が安心して遊べて、大人も楽しい場所。遊具なんかもあるスペースで、となりにはカフェもあったり、読書もできたりすると最高だな。

面白いまちをつくる

今のまちに、自分の好きなカフェはあるし、公園に行けば子供を遊ばせることはできるのだけど、なんだか物足りないのだ。春や秋の季節のいいときなんかは週末のたびにイベントをやっているし暇しないのだけど、なんだかなと。

例えば人気の居酒屋とか、夏祭りとか、いろんな人がたくさんいる場所は、活気があるといわれる。その中に入ると、自分も元気になれる気がすると思う。みんなで同じ空間、体験を共有することに興奮を覚えるのかな。そういうのが、まち、つまり、通りやお店にあると良いなあ。しかも、男だけ、女だけ、高齢者だけ、若者だけ、子供だけ、とかではなく、多様な人たちが参加できるような空間があることが、活気につながるのだと思う。こういう場所では、「面白い」と感じるだろう。

自分が住んでいるところは、地方の県庁所在都市で、そこそこの人口規模もあるから、正直、買い物や通院など、そこそこ機能はそろっていて便利ではあるけど、まちが「面白い」とまでは思えないんだけど、活気のある場所があるといいと思う。それを、自分の仕事でもプライベートでもいいから、どうつくっていけるのか。子供たちが将来面白いと思えるまちと、豊かな暮らしをつくれるのか。それを考えながら生きていきたい。


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