マガジンのカバー画像

インデックス投資・米国株・S&P500関係

17
プロの投資目線ではない普通の人が出来るインデックス投資を中心に投資に関しての見解等について
運営しているクリエイター

#インデックスファンド

若い世代へ『投資のすゝめ』

若い世代の投資の現状 投資を始める人は以前より増えている反面、投資と賭博を同列に考える人も少なからずいらっしゃります。 日本の個人投資家数はJSDAの資料(個人株主の動向について、15P)によると1407万人(2021年9月資料)です。 そしてその資料にある各年齢での株の保有割合はこの様になっています。 全ての年代で多いとは言えませんが20歳から40歳で20人に1人ちょいぐらいしか個人投資家はいないのです。しかも40歳という若者とは言えない年代まで加えてもこの数字であ

インデックス投資でのNG

そもそもインデックス投資 (「インデックス(市場の動きを示す指数)」と同じ値動きをすることを目指して運用する投資)は がその特徴です。この原則から考えましょう。この原則に反するものがNGです。 短期の売り買い 株でも投資信託でも売り買いするとその都度に手数料がかかります。もちろんその分リターンが下がる事は言うまでもありません。何のために手数料の低さを求めたのでしょう? ちょこちょこ売り買いすることは証券会社に献金するようなものです。短期売買はインデックス投資にはそもそ

お金の無い人にも投資を勧める理由 (お釈迦さまはお金の本質を説いておられた)

今までもインデックス投資(主にS&P500連動の)について書いてきましたが、万人に投資を勧める話をするのは理由があります。 1・老後資金作り これまでも、老後の資金作りのためにと言う観点の文章を書いています。 これは言うまでもなく老後のお金は必要だからです。 2・お釈迦さまが説かれていたこと さて、お釈迦さまが教えを説かれていたころの話です。 お釈迦さまは、托鉢に向かうお弟子さんたちに、 「お金持ちの家ではなく、できるだけ貧しい人たちの家を回り、托鉢をしてきなさ

8%の運用ってあり得るの?(後編)

これまで前編と中編で年金機構や生命保険会社の運用の概要について述べてきました。ではそこを真似たら良いのではないか?この両者は手堅い処に手堅く投資しているのですが、私も素人です。そう詳しくはありません。 毎日マネックス証券のサイトにアクセスをしていますが毎日毎日売り買いするためではありません。勉強するためです。 素人でも簡単と言いたいのですが素人なりにルールや常識、動向は知っておく必要があるからです。 またマネーセミナー等と違い無料で比較的手堅い指南内容だからです。ヘルプ

S&P500とは

結論1. S&P500は米国大型株500銘柄の時価総額から算出される株価指数です。 2. S&P500は市場平均の指数で年平均10%以上のリターン(※)を上げています。 3. 業種別の全11セクターに分類され情報技術セクターの割合がトップです。 4. 時価総額の巨大なIT企業が上位を占めています。 5. レバレッジを効かせるとより有効です。 (※)平均10%以上のリターン   ここから証券会社の手数料や税金がひかれます。 手数料率の確認は本当に大事です。 S&P5

投資を素人がするという事

これまで謙遜でもなく何度も何度も私は投資の素人であることを書いています。素人の私の出来る事は投資をする目的と目標を明確にし手堅く長期で行うことです。 それはこのnoteを始めた目的でもある当方の事業である身元保証を必要とする方とそれを取り次いでいただく方への資金の作り方の情報提供でもあるからです。 素人の投資では求めるお金はその使途が決まっている範囲のものであり、運用はリスクの高低を理解しながら行います。儲かりそうなものに飛びつく事はしません。 要はプロの様にチャートを

『インデックス投資は勝者のゲーム』のまとめ(前半10章まで)

感想 この本の帯の裏に三大投資家の一人ウォーレン・バフェットの との評で、世界最大規模の資産運用会社で、世界初のインデックス型投資信託(インデックスファンド)を個人投資家に提供した会社バンガードの創業者である著者のジョン・C・ボーグルを讃えています。 (※出典 インベスターズキャンプ  Wikipedia バンガード社HP) また帯の正面に 市場全体のポートフィリオを有するファンドを取得し、永遠に持ち続けること とどんと書いてありこの本の結論が簡潔に言い表されてい

『インデックス投資は勝者のゲーム』のまとめ(11章~15章)

第11章 「平均回帰」  昨日の勝者は明日の敗者 優れたパフォーマンスを示したファンドでも、それはたまたまよかっただけで、いつか平均へと落ちていくものです。 過去のパフォーマンスの基づいて勝てるファンド探しは危険です。過去に大幅に上回る業績を上げたファンドも平均以下へと落ちる傾向にあります。 投資信託のリターンだけでなく人生のあらゆる場面でも見られる平均回帰(RTM)とは、上昇下降してもとどのつまり平均に落ち着いていくことです。 ノーベル経済学賞受賞者のダニエル・カ

『インデックス投資は勝者のゲーム』のまとめ(16章~おわり)

第16章 インデックスファンドが市場に勝つことを保証する  新しいパラダイム インデックス投資信託ができて以来、素晴らしい成功と、信じられないほどの商業的な成功を収めてきました。 その最大の強みは、広範な株式市場、債券市場に連動することです。そしてその成功は競争を生みそれが経費率低減をもたらしました。 新種のスマートベータETFは、インデックス運用の新しい波で「スマートベータ」とは、従来のインデックスの様に市場の動きに連動するだけでなく、他の要因も利用して利益を獲得し

インデックスファンドの利回りとリスクを考えた適切な資産配分は? 年金運用の真似?

インデックスファンドは結局どうなん?比較的低リスクで投資ができるインデックスファンド。 確かに、市場平均の値動きに連動することを目指すインデックスファンドの運用はリスクを抑えた投資を求める人には魅力あるものです。 ただ利回りは考えないといけません。短期的にみるともちろん元本割れのリスクもあります。 この疑問を考えてみましょう。 ※出典 価格ドットコム ※出典:「myINDEX わたしのインデックス」 ⬆️ここで検索したり並べ替えたりしてみてください。 結局は資産

インデックスファンドの為替リスク

たとえば人気のeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)はドル資産です。 まず eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) はドル資産です。ただ買う人は日本円で買うわけですので円換算して表示されています。 ですからもともとドル資産なので、 ファンドを買うとき 円高になると買うときは少ない円でたくさんドル建て資産が買えます。 円安では買うときはたくさん円を出さないとドル建て資産は買えません。 ファンドを売るとき 買った時より円高になると売るときはドル建