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ExWHYZ Dress to kill 全曲感想

2024年3月20日ついにリリースされた
ExWHYのVAアルバムDress to kill。収録曲全てが事前にライブで公開済みのこの作品だが音源として聴いたからこその発見や感じ方があったので、一マスターなりの感想をまとめたいと思う。

Dresscode
最初に感じたのは「ライブで聴いた事ない音がいっぱい入ってる!」という事。実際にMIXもアレンジも違うらしいですが。とにかく一つの曲としてカッコ良すぎる...ブレイク入るとこのカタルシスがやばい。次の展開が気になるタイミングでプツっと切れるという点でもALのイントロ、出囃子として素晴らしいですね。

Unknown sence
言わずと知れた超攻撃的なアシッドチューン、これをフロアで聞いてる時の感覚は無慈悲にブチ上げられるって表現がピッタリだと思うんですが、今回の音源でどりちゃんのダークな声色が加わって遂に完成した感があります
全編超バッキバキなんですが、所々ふざけたりちょっとハズしたニュアンスで歌ってるところがあって(超ナンセンスとか)それがある事によってかえって飄々としたかっこよさを感じるのかなと感じます。これ全部同じトーンでカッコつけてたらちょっと笑えちゃうと思うんですよね。
あとどりちゃんの「そうプライスレス」がめちゃくちゃスペイン語圏みたいな発音で好きです。

Our Song
後にExWHYZの歴史を振り返ったときにOur Song前とOur Song後に分けられるんじゃないか?今本気でそう思ってるぐらい特別な曲です。
曲としてはとてもシンプルな曲だと思うんですよね、だからこそライブでの心のうねりに呼応しやすく歌いたくなる。
ま、この曲に関しては我々が高め続ける限りずっと未完成な曲なのでこうやって語るのは野暮かなと思います。みんなのうた

Secret Secret (Shin Sakiura remix)
オリジナルの終始POPな雰囲気で小悪魔を楽しんでた様子とは違い、こっちは最初からアコギの音でちょっと切なさや悲哀を香らせてくるんですよね。軽快さはありつつも終始抑えめだな今回はかわいいねなんて思ってたらサビで突如快楽的なベースが!!
ベースうねらす奴なんて絶対快楽主義者なので(大偏見) おいおいやっぱり小悪魔かよなんて思った矢先に2サビで満を持したように牙を向くギター!そしてエロすぎるベース!!
誘惑の沼が深い!タチが悪い!
すんません原曲より罪深さ増してないですか?

ANSWER(Seiho remix)
元々モダンな中にどこか和を感じる美しさがある曲でしたが、remixは電子音なのにめちゃくちゃ有機物でスケールを自然を感じる物になってます。メロディにわらべ歌にありそうなフレーズが多く岡嶋さんはそれを聞いて「この指止まれ」を思いついたのかな?なんて妄想してたんですが、そのちょっと牧歌的にも感じるメロディがこの壮大さと非常にあっています。
極彩色で壮大な旅に連れてってくれる曲。
最後静寂で終わるのも侘び寂びを感じますね。

4:00am(80kids remix)
道ならぬ恋に溺れ揺れる心を描いた曲。原曲は残った温もりを感じながらもやはり心から消えないペインを感じだんですが、
原曲で連想されたのは1人の部屋、朝方にコップで注いだ水道水。remixは鮮やかな照明とアルコールですね連想するのは。
多分どちらも同じ結末を辿るんですがこちらは人は過ちを犯してしまうし、過ちの味は甘いって事を受け入れてしまってる人って感じがします。
とてもお洒落な曲ですがお洒落とは見たくないものを上手に取り繕う術でもあるんですよね。

Obsession(English ver.)
英語バージョン、ですが一マスターとしては現行のObsessionが音源化されている事に価値を感じてしまいます。なんせキラーチューンとはいえ最初期の曲なので今のExWHYZのグルーヴ感とはまるで違う。
非常に頼もしいオブセッションだなと感じます。

D.Y.D(Miru Shinoda,Kento Yamada remix)
この曲はガラージというアレンジがされていてガラージっていうのは90年代に流行ったジャンルで、僕が思う90年代カルチャーのイメージはポップだけどどこか退廃的で終末感が漂う雰囲気。なんせノストラダムスがまだ割と信じられていた時代ですよ?
そういった刹那的な雰囲気が一つの物語の終わりと終わりが控えている始まりについて歌ったDYDによく会うんですよね。
どんどんステップに没頭していく感じが非常に味わい深い。

As you wish
ExWHYZの楽曲の中でもダントツで賛否が分かれる(周りは否が圧倒的ですが)曲ですね。
シンプルな楽曲だし、歌唱(とくにまゆちゃんまほちゃんの声量)には目を見張るものがあるし、MIXも演奏の何倍も壮大なスケールを感じるようになっていて素晴らしいと思います。
個人的にここまで賛否分かれる原因になってしまったのはやはり歌詞かなと思います。やっぱり誰の何を歌ってんだ?と聞きながら思ってしまうし自分に当てはめられるほどの普遍性も感じられない。

偽りでも 真実でも
どうでもいいかな
もう関係ない

と歌詞にあるのですがその言葉をそのまま聞き手側が感じてしまっているのが厳しいのかと思います。
とはいえそこまで歌詞が気になってしまうのはその分ExWHYZの表現力が上がっているからだし、我々マスターの期待のハードルが上がっているからでもあります。
私個人はたまには聞いてもいいかなとは思うようになりました。

Fleeting
この曲は愛おしいですね。ほんと愛おしい。もうシンプルにポップスとして”いい曲”だなぁって初回聴いたときに思いましたし聴く度に思ってます。ライブで最初聴いた時は涙が出てしまいました。僕らと彼女達の絆ってめちゃくちゃ強固だし深い物だと思ってるんですが、同時に非常に淡い物でもあるし夢のようにいつ覚めちゃうのかわからない関係でもあるんですよ。だからこの歌詞で歌ってるまっすぐな言葉が非常に切実だし、みんなの本心にある言葉なんですよね。だから愛おしい。
ああ、会いたいなあ。

まとめ
全体通してみるとVAアルバムの名のとおり今までのアルバムと違い一本のストーリーを感じるようなアルバムでは無いですが、ExWHYZの持つ世界の深さを感じるようなアルバムだなぁと感じてました。
そしてそれぞれの曲に地続きにライブを感じる。
もはやアイドルとかアーティストとかそういう枠組みはあまり気にして無いですがやはりやってる事が他見渡しても唯一無二すぎるし、全部ちゃんと面白いのがほんと凄いと思う。
正直O-WESTのライブ見て「アイドルなのに頑張ってる」なんて舐めた事言う奴はもういないのでは?と思う次元だったので今後も面白い推しグループとして好き勝手やっていってほしい所存です。

なかよしくん

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