大豆田とわことカルテットと坂元裕二と。

再び、坂元裕二脚本について考えてみる。
全作品を見ていない立場として偉そうに知ったかぶったようなことは言えないが、ハマった作品のみでの想いをここに。

カルテットは2017年の作品。
カルテットはリアルタイムで見てハマった。
いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまうは2016年。
見たのは結構後になってから。
いつ恋は、何でハマったんだろうな…
有村架純ちゃんを好きになった作品だったんだろう。
清純派女優代表のように見えて、有村架純はそんなもんじゃないよと勝手に気づかされた。彼女はかなり多くの可能性を秘めてる女優さんだと思っています。
高良くんも、年を経るにつれて飛躍する俳優さんだったんだと気付かされました。

漫画や小説も然り、ドラマもその時の自分の状況や心情によって感じ方や捉え方が変わるもの。
カルテットを見ていた時、今のような見方はしていなかったと思う。
純粋に見れていたのか、純粋に見れる作品だったのか。
映画、花束みたいな恋をしたの感想は、坂元裕二節が強いなと思った。
世の中を斜めに見てる感性をストーリーに混じえているのか、斜め目線を言いたいが優先されているストーリーのような気がした。

カルテットは、満島ひかり演じるすずめちゃんと松さん演じる巻さんとのご飯のシーン。
泣きながらご飯食べた人はきっと大丈夫、生きていける。
みたいなセリフ。
このシーンとこのセリフが1番心に残ってる。
なぜだろう。
人によっては、すずめちゃんが松田龍平演じる別府さんへの想いを秘めたまま、好きな人が好きな人と居てくれるのが幸せ、というシーンに胸打たれてる人も多々いた。
さらにそんなすずめちゃんを、好きで片想いをしている高橋一生演じる家森さんもいて。
大人の片想いのドラマだった。

今回、大豆田とわこはというと、第一印象はオシャレ度が強い。
ファッション、キャスト、エンディング、などなど。
それと、やはり坂元裕二節の強さ。
相対的に見てドラマも面白く内容も面白い。
が、坂元裕二節は強い。
カルテットとどう違うのか、それとも私の見方が変わったのか、はわからない。
今回のは、強めに感じるのは何だろうか。
坂元裕二節、好きに書いちゃってくださいって言ってるのかな、という作り手側から目線の推測、憶測。
まだ、6話で折り返し後半戦だがここまでの感想は、松田龍平演じる八朔と市川実和子演じるかごめちゃんの恋が始まるかと思ったら、まさかの死で、なかなかの展開の速さ。これは後半戦も全く読めないぞと。
石橋静河が東京ラブストーリーの赤名りか感が強いのは、東ラブ2020とのリンクなのかと。
相手の好きなところを告白したらそれは恋が終わり時だよ。
このセリフには脱帽。
さすが坂元裕二、よく気付いてるわ。
本当に洞察力、人間観察力、ただならぬ才能の持ち主だと改めて感じた。
気づかなかったぜ、それが終わりの言葉だったとは。
目から鱗。そうやって終わっていったわ、確かに。
不思議なもんだね……

そういう途中経過の感想。
最後までまだまだ続く。
感想も発見もまだまだあるだろう。
研究継続、続行。

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