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FURUGURA

自作のカスピ海ヨーグルトを毎朝食べる関係で、トッピングにフルグラを愛用する。しかしフルグラはメインのフレーク部分とその他のドライフルーツや麦などの薬味部分とが、パッケージ写真のようにきれいに混ざっていないのが難点だ。パッケージの上下に忠実に運搬・保管した場合、径の小さな薬味部分は下に溜まり、径の大きなフレーク部分は上に残る。新品で袋を開けると、お目見えするのはフレークばかりだ。これと同じ原理はカップ焼きそばやコーンサラダを和える時のもどかしさに似ている。カップ焼きそばではお湯でしなしなになったかやくがウマくソースや麵と絡まないし、コーンはウマく他の葉野菜と絡まず底に溜まったままだ。思い切ってすくい上げて絡めようとすると、いく粒かは容器外にこぼれ飛ぶ。カップ焼きそばは、残ったかやくのキャベツのかたまりだけを最後に掻き込むのがオチだ。

そんな思い出が脳裏をかすめながら、フルグラのドライフルーツたちが現れるだろうなくなりかけの時を楽しみに今朝もヨーグルトを掻き込む。