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2023/8/17 台風7号の温低化
台風7号は、17日15時に温帯低気圧に変わりました。
北緯45度、利尻・礼文島のあたりまで台風(熱帯低気圧)で進んだわけで、ずいぶん北まで頑張りました。
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だいたい、海水温が27℃以上であれば台風は発達するとか言いますが、これに関して面白い話がTLに流れてきたので書いておきます。
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7号は近畿地方を縦断して日本海に出た後もしばらく台風のままだったんですが、今年は日本海の海面水温が例年より高かったそうです。確かに、なんなら同緯度の太平洋側より高いぐらい。
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台風の発生・発達には海水温が大切で、南半球の東太平洋はエルニーニョ現象で知られるように海水温が低いために発生が少ない。北半球の西太平洋で発生して日本に飛んでくるのが一番多い(台風の発生条件は水温だけじゃなくて、コリオリ力なども影響します)。
水温についても表面温度だけじゃだめで、
海水温が高いのが海面付近だけの薄い層の場合、台風自身の強風のために海水が混合されて海面水温が下がってしまい、台風の発達を抑制する。
だそうで、水深60mで26℃ぐらいないと発生しないらしい。
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日本海の水深50mの温度を見るとやっぱり低いんですね。
なので、日本海に出てからは台風自身が海水をかき混ぜかき混ぜ、海面温度が下がって衰弱していったということのようです。
![](https://assets.st-note.com/img/1692261690039-kypQsPw5yp.jpg?width=800)
熱帯低気圧と温帯低気圧は強さが違うのではなく、構造やエネルギー源が違うのですが、このタイムラインは面白い。
気象庁が台風は温暖低気圧に変わりましたというとき、これらの変化を確認して、温低化完了!と言っているんですね。
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