[Web]DCF法で資金調達したケース

評価額の算出にDCF法を用いることで希望額を上げた面白い例。

・10年間の事業計画書を作成した点
・それを受け入れられる強みがあった点
・アプローチを少数に限った点
といった要因が重なって成功したようであり、頭の片隅に置いておきたい。

赤字を前提とした成長戦略を基本とするSaaS企業では、評価額の算出にPSR(株価売上高倍率)マルチプル法が用いられることが多く、昨今のマーケット調整で基準となる倍率は大幅に引き下げられた。これに対してDCF法は、会社が将来生み出すフリーキャッシュフローを現在価値に割り引いて算出するもの。相対的な価値を算出するマルチプル法と異なり、絶対価値を求めるためマーケットの調整による影響を受けにくい。