人間は行動でその人の性格を判断する
こんにちは。
中津です。本人です。
今日は、主に仕事現場でですが、”信頼される人間関係を作るには”というテーマについて書きたいと思います。
親切=性格がいい???
「あの人って性格いいよね」って言葉をよく耳にします。
でも同時に、人の性格って実際のところ分からないよな。。。とも思います。
そこでこの言葉をもう少しじっくり見てみると、見えてくるものがあります。
僕たちが「親切な人」と性格を決めているのは厳密に言うと
「親切な行動をしているか」どうかで決まっているということです。
本当にその人が「親切な人」なのかどうかはそこまで大事ではなくて、見た人の親切かどうかの基準に達している行動をしているかどうかが鍵だと思っています。
性格がいいどうかかなんてこの際あんまり関係ないんです。
たとえば
道でおばあさんが困っていたとします。
性格が良い人でも、めちゃくちゃ急いでいたら見て見ぬふりをするかもしれないし、
性格が悪い人でも、たまたま気が向いて助けたら「この人は良い行いをしたからいい性格だ」と思われるでしょう。
なのですこし極論のようですが、性格が良いと思われたい人は、人が「この人性格いいな」と思ってしまうような行動をリストアップしておいて、それを淡々とやったらいいんです。
もはやその人の思いなんて関係ないんですよね。「良い人と感じられる行動リスト」をこなせる人が結果的に「良い人」になっちゃうんです。
この見方で職場を見渡してみる
でね。
今日は何をお話ししたいかというと、、、
最近思うのは、
「相手のメリットを考えていて、具体的に提示できる人」って最強だな~と思っています。
職場の人間関係でも、ただのお願いをしてくるよりも、最終的にきっちりとこちらのメリットになるような条件を盛り入れてくる人であったり、
逆にこちらにしかメリットがないけど大丈夫かな・・・という人の言うことは結構信用できます。
僕自身振り返ってみると、普段からそのような「相手のメリットを大事にする」人のお願いはなんだか無条件で聞いたりしているなーと思います。
というか、聞いてしまいます。
それはきっと、「この人はこちらの親切心を搾取する人ではないだろう」という安心感からだと思います。
これと反対の感情は、「この人の頼みや親切はきっと裏があるに違いない」でしょうね。
多分、これをライトな表現をすると『気配り』なんだと思います。
それをもっと言語化すると、「相手へのメリットを忘れず、かつそれをきちんと伝えられる人」となります。
上では、「相手のメリットを考えていて、具体的に提示できる人」という表現をしました。
これはさっきも言いましたが、親切心とかそういった類のものがなくてもできることの代表例だと思っています。
メリットというのはしっかりと相手の話を聞いたり、相手の状況を考えることで導かれるものなので、感情を入れなくてもロジックで発見することができます。
普段の佇まいはドライで、見た目からは全然親切心を感じられない人で、無表情な人はいます。
でも、その人の提言や提案の中に、「この人はこっちのメリットまでしっかり考えてくれているな」という要素があると途端に信用できます。(気が合うかは置いといて。)
それに、「○○してくれませんか?これはゆくゆくはあなたにとって△△のようなメリットがありますから、悪い話ではないと思います。」という言い方は、相手に「メリットを考える時間」というコストを削減してあげることにもつながっています。
そういう点でも、相手の立場に立った提案となっているので、信頼できると思います。
教師も心がけよ
僕は高校教師ですが、生徒にはメリットと共感を大事にしています。
きちんと相手へのメリットを伝え、同時に感情面でも寄り添うことが教師の役目だと思っています。
これは、大人の関係でも結構大事になってくる発想だと思うので、一度、「相手のメリットは何だろう?」
ということを考えてコミュニケーションをとってみてください。
信用されるための第1歩は、相手へのメリットを考えることをおろそかにしないことだと思います。
そして、具体的なメリットを相手に提示できることが最強だと思うので、是非やってみてください。
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