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新しい評価軸とは

近年、AI、ロボットの著しい進化によって時代が大きく動いています。
時代が動く中、人を評価する基準も大きく変わってきています。
今回は、「今の評価基準」→「新しい評価基準」について
話していこうと思います。

1【ピラミッド型評価】

■現代はピラミッド型評価

・今の生徒の評価は「知識至上主義」です。
ピラミッドの頂点に「知識人」が君臨しています。このピラミッドの頂点にいる者だけが評価される。そんな時代です。

・音楽、運動、優しさ、面白さなどの能力はピラミッドの下にあります。そしてそれらは評価されないどころか、勉強を阻害する欠点としてみられる事が多々あります。

・そして、ピラミッド型評価の最大の欠点は評価される人材は必ず有限であるということ。何年経っても低位置に居続ける人がほとんどに
 なってしまいます。

■明治時代から変わらない教育形態

・この「みんなで1つのピラミッドを駆け上る教育形態」は昔は良かったのです。1つの目標(戦争に勝つ)を達成するには、国民が一致団結する(同じ思想を持つ)必要がありましたから。

・一律に行進する男性、工場で働く女性、こういう人材を育て上げるのが、日本のゴールでした。

■新しい時代の流れ

・でも、時代は代わりつつあります。
 AIやロボットの進化が著しく、先の未来の予想はほとんどつきません。変化が激しく過去の「正解」「知識」が現代に通用しないことが多々あります。

・公務員=安定、有名大学=幸せな人生という式はもう成り立ちません。
 
・そんな時代には正解ありきの勉強以外にもどんどん新しい事に挑戦し、新しい考え方を発見していく事を学んでいく必要があります。
 そして「自分なりの正解」「新しい職業」を発見しかなければなりません。

・その際に子どもの評価基準を「知識」1つに絞っては子どももやる気を無くしてしまいます。多様な評価基準を設け、「能力に価値の差はない」
 社会にしていかなければなりません。

2【新しいアメーバ型評価】


■多様な評価軸

・ハーバード大学の教授、ハワードガードナー(Haward Gardner)は「多元的知能理論」を発表し、人間の能力を8つに分類しています。

・詳細は長くなるため省略しますが、要は人間の能力はもっと多様である
 と彼は述べています。

・1つのピラミッド「知識」をみんなで登るのではなく、アメーバ状に🦠それぞれの強みを引き伸ばしていくイメージです。

・この評価軸だと、何かに突出している子どもはそれを伸ばす事で評価される。
 全ての子どもが評価される事だってあり得るのです。

・そんな中で我々大人ができる事は「子どもが熱中すること全てを尊重する」
 だけなのかもしれません。

■※ゲームでは、アメーバの輪が広がらない

・スマホゲーム、テレビゲームは基本的に人間が作った”一定の枠”の中で遊ぶ
 ものです。そこから新しく発見できる事は限られいます。

・ゲームをしている人は、フィールド系のゲームでもある一定の枠から
 プレイヤーはでる事ができないと知っていると思います。

・ゲーム=完全なる悪ではありませんが、ゲームはいかに人が依存するかを
 考えて作られています。
 やはり制限をかけながらする事は必要だと思います。

3【自主性を重んじた学習教室】

■探究学舎(オンライン塾)

・本ブログの参考校。生徒の「好き」をとことん探究させる新しい学習塾https://tanqgakusha.jp/

■堀川高等学校(学校)

・京都にある学校。東大京大30人以上輩出。
 普通の授業に加えて、「自分の好きな事を研究する時間」があるhttp://www.horikoshigakuen.ed.jp/

■MORIUMIUS(自然学舎)

・宮城県石巻市にある自然生活を体験する場所。短期or長期にわたって
 森、海に繰り出し、自分だけのものを発見する。

http://moriumius.jp/

■挑戦する学校(学習塾)

・大阪豊中市に新設の社会科教室。遠くてイメージしにくい社会科の授業を
 身近な課題からとり扱うため、楽しく学習する事ができる。

4【おわりに】

・新しい時代には新しい考え方が必要だと思います。一部の「知識」という
 分野に特化した生徒のみを評価する時代はそろそろ終わりでいいです。

・ただ、「東大出てる人もコミュニケーション苦手なはず」と粗探しをするのは
 絶対に違います。東大の中にもいろんな人がいます。
 中にはコミュニケーションが苦手な人もいます。だからその人たちには
 「知識を生かす場所」があればそれでいいのです。

・世界は多様な人がいるから成り立っています。その人たちが全員、
 評価されれば「教育格差」を論じる事も少なくなるかもしれません。

5【参考文献】

↓『マンガでわかる 今日から塾をやめてみた』(宝槻泰伸)

https://www.amazon.co.jp/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%81%A7%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%82%8B-%E4%BB%8A%E6%97%A5%E3%81%8B%E3%82%89%E5%A1%BE%E3%82%92%E3%82%84%E3%82%81%E3%81%A6%E3%81%BF%E3%81%9F-%E5%AE%9D%E6%A7%BB-%E6%B3%B0%E4%BC%B8/dp/4074420058

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