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読書で見える世界が変わる

あなたは今、本を読んでいますか?
私は、2年ほど前から本を読み始めるように
なりました。
そこから見える世界が変わり、
人生が劇的に面白くなったと感じています。
以下では、その理由を話していこうと思います。

1【理由1:疑似体験】

■本を読むと、疑似体験ができる

・当たり前ですが、人間の命の時間は有限です。
 だから、人生のうちで出会える人の数も、
経験できる事の数も限られて
 います。

・「だから目の前の事だけを楽しむ」それはそれ
 でいいのかもしれません。

・でも、私は違います。死ぬまでにいろんな事を
 経験したいし、いろんな事を
 知りたい。そこで本では人生のうちで経験でき
 ない事を疑似体験する事ができます。

■教育の擬似体験

・例えば、少し前の私は「低学力の生徒に対して
 何ができるか」を考えて
 いました。その際に、本がなければ、私が
 いろんな学校に行って調査、
 観察したり、塾のバイトで自分なりの教育方法を
 実践したりする事をするでしょう。

・そういう風に自分で思考錯誤する経験は絶対
 に必要なものだと思います。
 ただ、自分と同じような思考を持った人がすでに
 調査している事であったり、
 自分がやるよりも、もっと大規模な調査を行わ
 れている事が多々あります。

・そういった時に、先人が何十時間もかけた調査
 をたった1〜2時間でしかも1000円前後で
 擬似体験できるのが本なのです。

・もうすでに答えがでている事に対して
 10時間かけて1つを知り得る事よりも同じ
 10時間で10つを知る方が私は大切だと思います。
 
・忙しい皆さんにとって時間を有効に使うこと
 ができるのが本なのです。

2【理由2:2D思考→3D思考へ】

・ほとんどの人が世界をありのままに見ていると
 思っています。
 でも本当にそうでしょうか?

・実は同じ情報を見ても、視点によって違った
 解釈をしています。
 そしてその見方は大きく分けて2D視点と3D視点
 の二種類あります。

・本章では、
「本を読む事は3D視点を手に入れる事である」
 という事を話していこうと思います。

・例えば、コロナのニュースをみて...

■2D視点(受け止めた情報をそのまま解釈する)

・感染者数が増える→大変だ!→全国民は外出を自粛しなければ!

→極端な発想になり、冷静でいられない。

■3D視点(複眼思考)

・感染者数が増える→なぜ増えたのだろう?
         →本当に感染者数が増えた
          のか?
          検査数が増えただけでは?
         →医療従事者だけでなく、
          経営者、教育関係者の
          視点からはどう解釈すれば
          いいのだろう?

 →受け止めた情報をそのまま解釈するの
  ではなく、さまざまな角度の意見を聞こうと
  判断する。まず、判断しようとしない。

■どうしてこの視点の違いができるのか

・私はこの3D視点を持つことができるのは
 日頃からよく読書をしている人だと考えてい
 ます。

・本に書かれている事は「正解」であるとは
 限りません。
 しかし、その内容は、著者が今までの経験を
 もとに、ある程度理論立てて書いているもの
 です。

・そして同類の理論をいろんな人が提唱
 しています。でも、そこには著者それぞれの色が
 あり、理論が微妙に異なっていたり、
 真逆の回答をしている事があります。
 なぜなら、筆者それぞれの立場によって
 みている世界が違うからです。

・だから、本によっていろんな視点から見える
 ものをみて、「世界は自分が見ているものだけ
 じゃない。見る立場によってこんなにも
 違うんだ。」という事を知ります。
 そうして、1つの情報を見た時に、
 「これは自分の立場から見ている世界に
 過ぎない。いろんな角度から見てみよう」
 という発想に至るわけです。

・あなたはA君なら、立場上「白」は見えない
 のです。
 でも、B君が書いた本を読めば、あなたはこの
 世界に「白」がある事を知りうるのです。

■読書は人とのコミュニケーションにも応用できる

・3D視点によってすぐキレたりする事も減ります。 
 何かムカつく事を言われても、
「この人がその発言をするのは、この人の視点から
 何か違ったものが見えているのかもしれない。
 それを知ってから判断しよう。」という発想に
 なります。

・すぐ感情的にならず、1度落ちつけるように
 なるのも読書の魅力の1つだと思います。

3【インターネットは本の代わりになるか】

・今やインターネットは膨大な情報を扱います。
 ある日、私は友人に「時間をかけて本を読ま
 なくても、ネットで調べたらいいのに」と
 言われました。

・そこで私はその友人に「その調べた内容覚えて
 いる?」と質問しました。

・友人は結局、内容を覚えていませんでした。
 友人が内容を覚えてなかったのには理由が
 あります。

それは「ぼーっと」情報を見ているからです。

 人はテレビやネットを受動的に見ています。
 「なぜ見るのか」「何を見たのか」をほとんど
 把握していません。
 インターネットのニュースも能動的に見ている
 ようにみえて実は出てきた情報をただただ
 見ているだけなのです。
 
・一方、本は本屋さんに行って魅力的な表紙に
 惹かれて読みます。
 しかも、1000円前後の値段を払うのだから大体
 の人が
 「なぜ見るのか」をはっきりさせてから
 読書をします。
 だから、本を読むのには価値があるのです。

・つまり、
【インターネットは本の代わりになるか】の答えは
 NOです。
 本を読みましょう。

4【アウトプットは本の内容をパクってもいい】

・本を読むのと同じくらい大切なのは、読んだ
 後のアウトプットです。
 紙に書いたり、人に説明したり、ブログを
 書いたり、なんでもいいと思います。
 その際、(特に読書を始めたばかりの人は)
 あたかも自分が体験したかのように本の内容
 を丸々パクっていいと思います。

・最初はパクっていても、読書の総数が10冊20冊と
 積み重なっていくと、
 自分だけのルービックキューブが出来上がってい
 きます。
(マスの色づけは自分だけのもの)
 Aという本を読んだのは何万人もいるかもしれ
 ませんが、AとBとCを読んだのは、
 自分だけかもしれません。

・そうすると、その3冊を読んだ自分だけが、
 貴重な情報を発信できる
 希少性の高い人材となるのです。
 そうした経験を積み重ねていくとある日、
 ポツンと自分のアイデアが出てきます。
(この感覚は読んでいないと分かり得ないものです。)

・その時はすでに本の虜になっています。

5【おわりに】

・今回のブログでは、本を読むメリットを話し
 てきました、
 でもそれは建前であって私はあんまりこれら
 の事を考えて読書していません。
 本はただただ楽しいから読んでいます。

・「誰かがいいと言っているから」読むのでは
 なく、自分が面白そう!と思った本を読む方が、
 読んでいて楽しくて、継続できます。

・1度、フラッと本屋さんに言ってみてください。
 そして魅力的な表紙を手に取ってみてください。

・そこから少しずつ見える世界が変わっていくと思います。

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