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#9 竜のスター選手となるか!?三好大倫に注目

こんにちは。マン太ぽこです。

5ヶ月ほど殆ど福井県に長期出張していたマン太ぽこですが、今週からは大阪に帰ってきております。
3/3にまた福井に行きますがね笑

今回の記事は、最近私がTwitterやツイキャスのコメント欄に時々名前を上げている中日ドラゴンズのドラフト6位ルーキー三好大倫選手を記事に取り上げていきたいと思います。

阪神ファンの私が、他球団の選手個人をフォーカスするのは初めての試みですので、読者の皆様はお手柔らかに寛容な気持ちで読んでいただくようお願いします。笑

指名経緯

①高橋 宏斗(投手 中京大中京高校)
②森 博人(投手 日本体育大学)
③土田 龍空(内野手 近江高校)
④福島 章太(投手 倉敷工業高校)
⑤加藤 翼(投手 帝京大可児高校)
⑥三好 大倫(外野手 JFE西日本)

去年の中日ドラゴンズの支配下指名選手ですが、1高橋宏、森、土田選手はアマチュア時代に抜群と言える実績を残しており、福島、加藤翼両選手もプロ志望選手を対象とした選考会でアピールに成功した選手であります。

そんな中6位の三好選手は…

すいません、初めて名前を目にしました。

そうです。『隠し球』も容赦なくドラフト候補と報道をすることで有名なメディアすら殆ど報道をしなかった上に、さらに調査書を出した球団はオリックスと中日の2球団のみ。『ホンモノ』の隠し球と言ったところでしょう。

そんな無名の存在である三好選手を指名した経緯ですが、中日ドラゴンズの既存の外野手は下記の通り。(年齢は2021年12月31日時)

福留孝介(44歳)
藤井淳志(40歳)
大島洋平(36歳)
平田良介(33歳)
遠藤一星(32歳)
井領雅貴(32歳)
マイク・ガーバー(29歳)
渡辺勝(28歳)
武田健吾(27歳)
滝野要(25歳)
伊藤康祐(21歳)
岡林勇希(19歳)

見ての通り中日外野陣は高齢化が進んでおり、唯一絶対的なレギュラーと言える大島洋平来季36歳とあと何年やれるかという状況。経験豊富な平田良介(こちらも来年度で34歳のベテラン)の復活と新外国人マイク・ガーバー(こちらは29歳と脂の乗った年齢)の当たり外人化が無いと苦しいといった所でしょう。

そこで即戦力の外野手がもう1人欲しいというコンセプトで三好選手の指名に至ったことが容易に想像できます。

また、三好選手より先に指名された即戦力の外野手は五十幡亮汰(日本ハム2位)若林楽人(西武4位)並木秀尊(ヤクルト5位)が指名されているが、五十幡選手と並木選手はどちらかと言うと守備走塁特化型であり駒澤大学の若林選手は例の件で指名を躊躇うとなると、支配下の最後で走攻守ともに可能性を秘めた三好選手の指名に賭けるのは自然な流れとなるでしょう。

経歴、プレースタイル

そんな三好選手ですが、社会人三年目までは投手がメイン。

三本松高校時代は最速140km代のストレートを投げる左腕エースとして活躍していました。余談ではありますが、三本松高校は三好選手の卒業後2017年夏の甲子園に出場し、名将・坂原秀尚監督が指揮する下関国際高校を破った事で注目を浴びた高校でもあります。

卒業後、JFE西日本でも打席に立ちながらも投手を続けますが、思う様な結果を残せず2019年本格的に外野手に転向したという選手であります。つまり本格的な外野手の経験は僅か2年。まだ成功体験も少ないであろう中でのプロ入りとなりました。

プレーの面では、走攻守三拍子揃ったという評価の通りレベルの高さは勿論の事、打席での下半身の捻り方、守備走塁の始動の仕方など基礎に対する忠実さが感じられます。分かってても中々思う様な動きが出来ない事の多い野球というスポーツで基本に忠実な動きを体現できている三好選手はまさに天才と言えるでしょう。

そんな三好選手の完成系はより肩の強い近本光司(阪神タイガース)と言った所でしょうか。

現在は阪神タイガースの中心選手として活躍を続けている近本選手ですが、彼も三好選手と同様投手からの転向でプロへの扉を叩いた選手であります。

スラッガーと言える程の長打力は無いが、勝負強さと意外性を秘めたバッティングと盗塁を稼げる俊足が持ち味の左投左打の外野手と共通点が多く、さらに176cm82kgと近本選手よりも大学に恵まれているというアドバンテージもあります。

とは言えまだ一軍投手への対応に苦しんでいるシーンも見られる為、1年目の目標としては『一軍に50試合出場』と言った所でしょうか。即戦力候補とは言え将来性を見ての指名でもあるので、私は5年待っても良いと思っております。出来れば2年目にはレギュラー争いに入って欲しいというのが本音ですがね。

おまけ

ここまで三好選手について記述していましたが、彼の指名また春季キャンプでの成長は2/20実施の『第二回仮想』での指名にも影響がありました。

↓振り返り記事もあるので、良ければご覧下さい

それが『リスペクト枠』高島輝一朗選手の育成4位指名です。

白血病を2度患いながらも野球選手として再起を果たし、職業野球という舞台に立つ事を果たした経緯を考えれば『リスペクト指名』するには十分な実績だが、23歳という年齢と実績を考えると指名するには足りない気がする。そう、私は大学社会人の指名はある程度の実績が必要だと考えていたのです。

ですが、実績が少なく無名に近かった三好の存在を見て、それはただの固定概念だと言うことに気付かされました。

こちらの動画を見ての通り、高島選手は陸上選手に引けを取らない身体能力の高さを誇ります。身体能力の高さに関しては、ドラフト候補の中でも三本の指に入ると言っても過言ではなく、特に走力は一軍で盗塁王を取れる水準に達していると思います。

また、目立つ経験実績が無いというのも逆に言えばそれだけ伸び代があるとも解釈できます。

今年徳島インディゴソックスで外野のレギュラーとして活躍したとしても実績という面では「足りない」と評価されるのが現実だと思われますが、それを補うだけの潜在能力があり、3年は待つ価値があると判断した上で指名に至りました。

『リスペクト指名』はただリスペクトしただけでの指名ではないのです。

最後に

というわけで、前半三好選手について取り上げ、後半は仮想ドラフトのアナザーストーリーという形にはなりましたが、今回の記事はここまでとさせて頂きたいと思います。

プロ野球ではオープン戦も始まり、もうすぐ開幕となります。贔屓の球団、選手の活躍を楽しみながら、『炎上』の無いよう今季も楽しんでいきましょう。

ご精読ありがとうございました。

マン太ぽこ


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