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高校生の時あまり学校に行かなかった話

ふと、今のルーティンの日常を抜け出して、一日中自分1人の時間を過ごしたい、と考える時があります。

そして、それを、考えるだけじゃなく実際に行動に起こしてしまうこともあります。社会人になったらそんなこともできないか、と思ってたけど、うまいことやれば出来てしまうことがわかってしまったので、今でもたまにやってしまいます。

そんな癖は、おそらく私の高校生の時の体験に端を発してるかもしれません。

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私は高校生の時に、失恋を発端として、喋ることに対する自信がなくなった時期がありましった。

自分はそれなりに気の利いたことも言えるし、面白いことも言えるしで、トークに対してはそれなりに自信があったんですけど。

当時好きだった女の子に、心にも無いことを言ってしまったことをキッカケに、一時期、クラスの部屋の中では一口も口を聞けなくなる時期がありました。

当時自分が通っていた学校は、入学するときに、それなりに頑張って受験勉強して入ったこともあったので、辞めてしまうのはもったいないと思って、クラスの教室の中にいる時は、自分は死んだものだと思って、何も話さなくなっていたんです。

そうやってルールを決めて学生生活を過ごし始めて、最初のうちはそれでもやっていけるんですけど、だんだんと学校に行くのも億劫になってしまって、たまーに学校に行かなくなったんです。

学校に行かないで何してるかというと、電車に乗ってぼーっとしたり、駅のカフェでずっと本を読んだり。意味もなく中目黒のあたりを散歩したり。

ただ、高校は単位制で、単位の取得には一定数の出席(たしか、全授業数の3分の2)が必要なので、「あと何回学校に行かなくていいか」をノートに書いて、ぎりぎりまで休みを使い果たしていました。(だから、休みを使い果たした後に学校に行かなくちゃいけないときは、病気になりはしないかとビクビクしました)

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そうやって、1人きりで過ごす時間を確保するってことは、その頃から自分にとっては当たり前になったことでした。

学校にしろ会社にしろ、いろんな人と一緒に過ごしていると、いろんな意見や指示に身を晒してしまうことになるので、自分って何がしたいのか、とか、何をすることが好きなのか、とか、よくわからなくなることがあるんですよね。

そういうとき、自分を保つ方法っていくつかあると思うんですけど。

自分にとっては、それが「1人で1日過ごす」ってことなんですね。

まあ、こういう経験があったから、自分が自分を保つ手段を見つけることができた、と書いてもいいかもしれないですけど。


ただ、こういう行動は周りの人を不安にさせてしまうこともあるかもしれないので、ほどほどに、と思ってます。家族にもね。

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