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社会的処方のある世界

気になっていた本をやっと読むことができました。
社会的処方ー孤立という病を地域のつながりで治す方法ー
編著者はコミュニティナースとも関わりの深い西智弘先生です。

この本を読み、「自分だったらどうする?」「自分の周りのことでいうと?」といろいろと考える機会になったり発見もあって、noteに記しておこうと思います。

(社会的処方について詳しく知りたい方はこちらへ)

医療機関に持ち込まれる問題の2~3割は社会的な問題と言われています。

そんな問題に対して社会的処方は薬ではなく、体操や音楽、ボランティアなどの「社会とのつながり」を処方します。

実際にイギリスでは制度のなかに取り入れられ、リンクワーカーという職種が、医療者から依頼を受けて、患者に様々なヒアリングをして伴走する形でコーディネートをしているそうです。

では日本でも制度があったらよいのでしょうか?

西先生は本のなかで、文化にしていきたいと語っています。

“みんながそれぞれ持っているちょっとしたつながりをつなげ合うだけで、 まちはきっともっと楽しくなる。”

この本には様々な事例が紹介されていますが、そこにいるのは、高校生にDJ、カレー屋さん、おせっかいなご夫婦‥‥。

特別な資格はなくとも、その方々の個性というか信念というか面白がる姿勢がすごく魅力的です。

どこの地域でもきっとすでにリンクワーカー的な人が存在していて、その人達と「みんなが楽しい」「なんかいいよね」をさらにつくっていくことが、文化をつくることになるのだろうなと思いました。

人間、やっぱり楽しい方がいいなあ。


私自身、趣味というか共感というか、不思議な縁で所属しているグループがあるのですが(岡崎カメラ)、私にとっての社会的処方だなあと思ったりしました。

名古屋の大学病院で働いていたときは、仕事、友達との遊び、実家に帰る、1人でカメラを持って公園を散歩…そんなパターンで過ごしていたので、所属感みたいなのがあまりなくて、なんとなく寂しいなと思っていました。

岡崎に戻ってきて、「地元に帰ってきたけど、同世代の人になかなか出会わない」「このまちのことを知りたい、暮らしている実感が欲しい」という思いが岡崎カメラと出会って満たされつつあります。

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(岡崎カメラで出会った方々。この日は岡崎市民の憩いの川、乙川でキャンプと花火を見ました。)

岡崎は市民活動が活発なイメージがあります。しかも、○○さんが中心になっている××という取り組み、というような感じでエネルギー溢れる方がたくさん。

でもこれはみんなが知っていることではないし、私がまだ出会えていない素敵な活動もきっと沢山あるんだろうと思います。

アンテナを張っていきたいと思います。

それから、ここは私や私の職場であるコネクトスポットのがんばりどころになりますが、

社会的なつながりが必要なことが明らかになっていて、本人も望んでいても、過去のトラウマがあったり、つながりたい先が病気や障がいに対する合理的配慮が十分でない、ひとりでは勇気がでない、など様々な理由から、すぐにつながることが難しい場合もあると思います。

そんなときに、「たまちゃんに相談してみよう」とか「コネクトスポットに行ってみよう」とか言ってもらえる存在になりたいと思います。(みんながそんなの必要ないよっていう世の中になったら一番うれしいけれど)

とはいっても、そこがゴールではないので、コネクトスポットの先ももちろん大事。そこもより意識していこうと改めて思いました。


長々と思いつくままに書いてしまいましたが、ちょっとずつ、取り組みたいと思います。

=おまけ=

トップの写真は、先日おじいちゃんから借りた(おじいちゃんは譲ったと思っている)フィルムカメラのレンズを使って撮りました。

つい先日介護申請をしたおじいちゃんですが、昔は写真の同好会にも所属して、熱を入れすぎておばあちゃんから釘を刺されるほど元祖?カメラ沼にはまった人。(レンズの数と質に驚きました)

私はフィルムは全くの素人ですが、今年中にちょっとでも勉強しておじいちゃんに弟子入りさせてもらえたらなあと思っています。




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