K-POPの世界へようこそ43.【NiziU】はどうやってグローバルアイドルになっていくのだろうか?
JYPとSONYが企画した、ガールズグループオーディション"Nizi Project"が終わり、9人組の"NiziU"が誕生した。
このオーディションによって登場するガールズグループは、
"日本だけでなく、世界中で勝負出来ることを目標に、みなさんが誇らしく思えるグローバルグループが誕生できるように最善を尽くします。"
JYPの「Nizi Project」 Press Conference (2019.2.7)
こういった目標を掲げられている。
"NiziU"の誕生までのストーリーの、ドキュメンタリーショー「Nizi Project」「虹の架け橋」は成功し、まずはスタートダッシュには成功したようだが、この後秋からと発表された、"NiziU"はどの様な活動を展開していくのだろうか?
ふと、そんな疑問が頭の中によぎってしまった。
そんな僕の中にある疑問を、書いてみました。
1.)日本で音楽活動するのは難しいのでは?
日本には、歌手が登場して歌を披露できる番組が非常に限られる。ライブを放送してくれるのは、テレビ朝日の"ミュージックステーション"、フジテレビの"ミュージックフェア”、"LOVE MUSIC"、TBSテレビの"CDTV"、NHKの"シブヤノオト"、"うたコン"などがあるようだが、放送時間も短く、時間帯もゴールデンタイムにやっているのは、"ミュージックステーション"とNHKの番組ぐらいである。
これを考えると、現状、日本人は音楽番組で、新しい音楽に触れる機会はほとんどないと言ってもいい。ドラマやアニメの主題歌などにタイアップで採用されない限り、テレビの様な主要のメディアで、新人歌手が活躍する機会はほぼ無い。
"SONY MUSIC"と"JYP"は、"NiziU"を今後どういったプロモーションで、ファンを獲得していこうとおもっているのか、非常に興味がある。
2.)ほんとにグローバイルアイドルを目指すのか?
"JYP"は、ガールズグループのプロデュースが本当に上手いと思う。
"TWICE"の大成功は、あの個性的なメンバーを独断で選び抜いた、パク・ジニョンのセンスと、信念に基づく成果だと思うし、"BLACKPINK"のアメリカでの大成功後に登場した、"ITZY"のプロデュースは、"BLACKPINK"を手本にしながらも違う路線で、それが絶妙なセンスの上に成り立っていて、プロデュースの職人なのではないかと思わせてくれる。
K-POPガールズグループは、"BLACKPINK"を先頭に、"TWICE"、"RED VELVET"、"(G)I-DLE"、"ITZY"等々、ワールドワイド、特に北米への進出に力を入れている。
すでに、K-POPのリスナーは世界中に存在して、そのコンテンツを発信するフォーマット、"KCON"や"VLIVE"、様々なYoutubeチャンネル上の番組などが準備されている。韓国で活動するグループは、そういう意味で海外発信しやすい。
では、おそらく日本で活動する"NiziU"は、どうやって海外に発信していくのだろうか?これも非常に興味深い。
3.)同じ事務所のコンペティター(競争相手)と、どうやって棲み分けしていくのか?
先に書いたように、"JYP"にはすでに、"TWICE"と"ITZY"という2つの優秀なガールズグループが存在する。
この2組はコンペティターにならない様に、絶妙にコントロールされてプロデュースされているように見える。
そこに、新たに"NiziU"というグループが加わって、この3組はどのように棲み分けされていくのだろうか?
"NiziU"の新曲になるとして、最終オーディションで発表された"Make You Happy"は、"TWICE"の日本語曲と言ってもおかしくない位、コンセプトが似ているように思った。
Make You happy / MAYA Team 「Nizi Project 」
ガールズグループのプロデュースは、同じ事務所で2組でも相当難しいはずなのに、3組もいるとなると、さらに難しい舵取りになるのではないかと、老婆心ながら考えてしまう。
とにかく、新人グループとして、非常に楽しみである。
色々書いてみましたが、今後の活動は非常に楽しみであることは間違いない。すでに、インスタのフォロワーが40万人もいる。
去年の夏からオーディションスタートで、わずか一年でデビューというは、ちょっと準備期間が短すぎる気もするが、"NiziU"のメンバーの9人は気負いし過ぎずに、のびのびと活動して欲しい物です。
JYPプロデュースに関しては、僕にアイディアがあるわけではないので、今まで誰もやってこなかった、このネット時代の独自の方法で、このグループに人気者にしてくれたら、面白いですね。そういうスペシャルなコンテンツを楽しみにしています。
ここまで読んで頂いたファンの方、違った意見があったら是非聞かせてください。
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つづく
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