雑感62 シューカツにて
やっと4月からの仕事が決まった。12月下旬から始まったから、3ヵ月。長かった。決まるか決まらないかの宙ぶらりんの状態は、本当に気が休まらなくて辛かった。
幸い、2つの採用通知をいただき、わたしが選べることができた。選べる立場になったのは初めてで、辞退するのも初めてだった。そして、この体験は貴重だった。
選べるというのは、幸せなことだと思う。自分の希望を通せることだから。自分の生き方を考える機会になるから。わたしが選んだのは、自分を安売りしないということだった。このことは、少し気持ちが落ち着いてから、また書こうと思う。
今回決まった仕事も一年限りの短期・非正規雇用で、また来年の今ごろにはシューカツをしているはず。悩んで、落ち込んで、しんどい思いをする割に、それほど条件は良くない。
それを仕方がないと思うほどには、わたしは器が大きい人間ではない。社会が、時代が、どこか狂っているとは思っている。そこは、いつか小説に書いてみよう。人生、何事もネタなのだ。
今は、選べたということの幸せを噛みしめている。自分の選択が合っていたかどうかは、4月にわかるはず。それで、いい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?