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【AI活用】ゲーム企画研究会 Vol.1を行いました!※企画書とフィードバック公開

生成AIツールを活用してゲームのペライチ企画書を作成するイベントを行いました!


イベントのきっかけ

生成AIツールは現在ゲーム開発においてゲーム内のアセットを作るためにどう使うかという方向の議論や開発が盛んになっています。

一方で生成AIは良いものが出てくるまで生成ガチャを大量にまわしたり、良いものが出ても編集が簡単ではなかったり…と触ってない人が想像するほど便利ではないというのが現状です ※遠くない将来変わるとは思いますが…

生成AIの強みはその圧倒的な物量を制作トライ可能な点だと考えています。なのでゲームの本番用アセットを作るより、企画段階で頭の中にある朧げなアイデアを具体的な文章や絵など形にしてプロジェクトを前に進める部分の価値が高いと私は考えています

そこで今回はその「頭の中にある朧げなアイデアを具体化する」の最初のステップの企画書を作成するイベントを行いました

イベント内容

この企画書制作イベントのスケジュールは以下

2/13(火)19:00~  AIツール講座 
2/13(火)~18(日)各自企画書制作(Discord上で質問等)
2/19(月)~23(金)プロによるフィードバック

お題として「せい!」をキーワードを2/13のAIツール講座で共有
5日間でA4一枚のペライチの企画書という制限で作成していただきました。

今回もゲーム向けの画像生成AIサービス Scenario にサポート頂き参加者は無料クレジットを提供いたしました!

AIツール講座

初日の13日にゲーム企画書を作る用途でのAIツールの使い方の情報をオフライン/オンラインのハイブリッドで勉強会を行いました

その勉強会の中で使用した資料はこちらです

勉強会資料(画像をクリックするとスライドが表示されます)

ポイントは「ありがちなアイデアをすべて出させる」ことにAIを使う、です

現状の生成AIはその性質上「ユニークなもの」より「ありきたりなもの」を生成しがちです。※決してユニークなものが絶対作れない訳ではありません

このためAIに協力してもらい、アイデア出しの1巡目で出るようなありきたり/ありがちなアイデアをまず全部出しきるのが良いと思います。普通の人はありきたりなアイデアを出すのにも時間がかかるので連想される単語をAIに出してもらって

  • アイデアを思いっきり発散させる

  • 発散したアイデアをまとめる

このプロセスをAIを壁打ち相手のようにして効率化するのが良いようです

以下がそのような使い方の例です

連想ワードを大量に出す+関係ないワードを大量に出す
組み合わせを作る

画像生成については使い方になれる必要はありますがイメージの共有には必要不可欠なので使い方を覚えましょう

企画書の制作期間(5日間)

Discordで情報共有や質問を受け付ける形で各個人によるゲーム企画書制作を5日かけて行っていただきました。

質問としては画像生成AIの使い方などが出ていました

例えば下記のように生成画像からリュックの削除方法など

最終日には有志で反省会としてDiscordのボイスチャットで参加者同士お互いの企画書をフィードバックしあう交流がAM3:00までされるような活気あるイベントとなりました

※今回イベントフィードバックとして制作期間の最後だけでなく途中にもそういったボイスチャットでの交流で情報交換できると良い、などのフィードバックを頂きました。次回はそういった要素を足して改善していきます!

企画書フィードバック

提出された企画書にはプロの方にフィードバックをしていただきました

フィードバックは下記5名の方にしていただきました

作品一覧

以下に参加作品を並べます
像をクリックするとフィードバック付きの資料を見ることができます!

※参加作品に対して率直かつ丁寧なフィードバックを頂きました。プランナー志望の方などは参考になると思うので是非クリックしてご覧ください!

YuRinChiさん
さくらんぼクリエーションさん
ななまるさん
フレアさん


lovenikoさん
Heraさん
Jariboyさん
つよみーさん
いしづどどさん
yoshihiro sekiyaさん
umiseさん
ekus-Uさん
Utsusegiさん

まとめ

短い期間でしっかり作品を作り上げてくださった参加者の皆さん。丁寧なフィードバックを下さった皆さん、本当にありがとうございました

今回1枚の企画書ペライチにまとめるという中で最後にプロの方と皆さんでボイスチャットで話す機会を作りましたが

名前の重要性
→どんなものかイメージが湧く・もっと詳しく知りたくなる

何らかのフックによる別議論を生む要素
→読んだことでインスパイアされて「こんなアイデア足したらどうかな?」と議論になること

こういった要素が企画書で重要なのだなというのが学べたのではないかと思います

生成AIの活用という意味では以下の2点や絵作りで活用のとっかかりになったと思います

  • アイデアを思いっきり発散させる

  • 発散したアイデアをまとめる

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株式会社Witchpotでは生成AIをゲーム開発に活用する方法を模索しています

近日中にゲーム企画者向けの生成AIツールGlimnoteをリリースしていきます

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こういったサービスやAIツールをゲーム開発に用いる方法についてテストユーザー共同開発などを行ってくださるゲーム開発者、ゲーム会社・ゲームスタジオ・その他エンタメコンテンツ制作会社などを募集しております。
話だけ聞きたいなどでも結構ですのでお気軽にお問い合わせください

お問合せ先
メール:contact@witchpot.com
X(Twitter):@nakashun_t

今後もこのようなAIツールを活用したゲーム企画書制作イベント・ゲームジャム、その他イベントを企画していきますので是非Twitterをフォローいただければ幸いです


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