生成AI+ゲーム開発スタートアップの2023年振り返りと2024年
どうも、ゲーム開発者向けのAIサービスづくりをしている株式会社Witchpot代表のなかしゅんです
2024年も1週間たってしまいましたが2023年の振り返りとこれからについてつらつらとまとめます
時間がない人向けまとめ
2023年は
・個別アセット生成AIツール
・ステージ製作用のAIツール
をリリースしたり検証・模索する一年でした
2024年は
・コンテンツの企画者が「何を作るか」を具体化し共有できるようにする
にフォーカスしたサービスづくりをしていきます
是非ウェイトリストに登録してください
2023年の振り返り
Witchpotの設立
Witchpotは2023年3月設立ですが、活動は1月のSkyland Venturesの生成AIインキュベーションイベントがスタートでした
(現在の荒波というイベントの第0回?のようなイベント)
このイベントでは2D画像を簡易3Dのように扱えるようにするデモを中心にステージ製作やゲーム用アセット製作ツールを構想していました
このイベントをきっかけとしてWitchpotは3月に設立、SkylandVenturesさんから資金調達を行いました
ちなみにWitchpotは関係ありませんがこのイベントで使用したのと同じ技術を用いてさらに工夫を凝らされたゲーム作品が最近リリースされています
StableDiffusionForUnity
4月にローカルPCのUnity上から動く画像生成AI StableDiffusionを公開しました
その後もこのツールを軸にして色々なゲームへのAI活用を方法を模索してきました
3Dモデルx生成画像の投影によるステージ製作
3D生成AIと画像生成AIと投影の組み合わせ
これらのユースケースに対するインディーゲーム開発者やゲーム会社の方のフィードバックをここまで集めてきました
色々なAIツールのゲーム開発への活用
3D生成AI
動画生成を用いたエフェクト生成スレッド
画像生成AI
この他にも様々な検証を行ってきました
詳しくはX(Twitter)をさかのぼってみて下さい
2024年の方針
2023年のゲーム開発へのAI活用方法の模索を通してプロ向けツールとしては
現状のAI生成物の編集容易性の低さ(※あくまで現状は、です)
AIの圧倒的アイディア出し/プロトタイプ製作イテレーションの速さ
がAIの活用のキーポイントだと考えています
Witchpotは、おぼろげでも頭の中に作りたいコンテンツの世界観のあるクリエイター・会社がやることの多さでコンテンツ制作を諦めてしまわず、面白いコンテンツが溢れる世界を作りたい、という軸で活動しています
これらのポイントが交わるポジションは
「コンテンツの企画者が何を作るかを具体化し共有できるようにする」
→コンテンツをリリースまで一人or少人数で作りきれるのが理想ですが、チームに「ここが面白い」を共有できるようにすることでチーム開発を加速させることが出来るようにすることがまずは目指すことにしました
これを達成するために2024年はコンテンツの企画者やプリプロダクションの工程からチームに情報を共有するプロセスに集中してサービスづくりを行っていきます
今年速い内にはGlimnoteというゲームの世界観設定製作管理ツールをリリースしていきます。ウェイトリストを公開しているので是非登録してお待ちください
このサービスはゲーム企画者がゲームのコンセプトを設計してまとめ、チームメンバーに共有できるようにしていくサービスです
この中でまずはキャラクターやマップ、アイテムなどの設定情報を画像生成で見た目のイメージプロト、背景情報やパラメータなどをLLMでアイデア出しサポートしてまとめられるようにしています
※下記はイメージ画像です。実際のサービスは見た目が変わる可能性があります
初期リリースはこのように「企画者とシナリオライター」「企画者と2Dや3Dのアーティスト/デザイナー」などと情報を共有できるようにする機能を付けていきます
長期的にはより範囲を広げてキービジュアルの動画生成や音アセットエフェクト生成など設定をしっかり書き上げれば生成出来るようになるので作っていきます
ご興味ありましたら是非X(Twitter)上でもDM、メール(nakajima.shuntaro@witchpot.com)でもお気軽に絡んでください!
サポートは開発・勉強用に使用させていただきます。