なかしまひでき

何の変哲もない化学系出身の元エンジニア・元技術営業マンで、地域おこし協力隊として兵庫県…

なかしまひでき

何の変哲もない化学系出身の元エンジニア・元技術営業マンで、地域おこし協力隊として兵庫県の中山間に移住した後、現在はまちづくりやら地元の高校に関わる。関心があるのは、コミュニケーションに基づく地域でのコミュニティづくりと豊かさの創出。

最近の記事

生徒からのタメ口(ためぐち)に対して認識が変わったときの話

兵庫県のとある中山間地域のまちの県立高校で地域コーディネーターという仕事をしている。 高校へ通勤するのは週に2,3回で、いわゆる探究授業で直接教壇に立つこともあるし、放課後の活動で生徒たちにコミュニケーションやロジカルシンキングについて指導のようなことをすることもある。 ただ、教員免許はもってないので、当然、教員ではない。 だからこそ、いわゆる学校の先生たちにとっての常識というものには縛られてはいない。生徒指導もしなければ進路指導もしない(全くしないわけではないが、最終的な

    • 組み合わせの妙となるか、不安定なキャリアとなるか。肝心なのは抽象化して関係性を捉え直すことができるかどうかだ。

      年度末ともなると、今年度のことを思い返してみたり、次年度のことで頭を悩ませてみたり、いろんな思考がを巡らせる時期だ。 来年度も、従来携わってきた高校の地域コーディネーターと地域おこし協力隊のフォローアップのお仕事は継続の予定。 その他については、新規の仕事が出てきたり、逆に、手放す仕事があったり・・・なんとかバランスをとりながらやっていける算段がついたと言っていいのかもしれない。 客観的に考えたら、まぁ、なんとも不安定で専門性・経験値が積みあがりにくい働き方をしているのだ

      • 我が家の年間計画のつくり方を公開します。

        2023年が始まりました。 新年初めての投稿となります。 あけましておめでとうございます。 今回の投稿はタイトル通り、「我が家で実践している年間計画のつくり方」について書いてみます。もう少し補足すると、現時点での我が家の場合は妻と私との間で決める家庭に関する年間計画ということになります。 なかなか手間の必要な方法なので万人受けするとは思えませんが、もし、日頃から時間の使い方に自信がなかったり、時間の使い方を改めたいと思っていればお役に立てるかもしれません。 1. なぜ年間

        • 試験で焦ってしまって点数が取れない人のための処方箋(仮説 その2)

          時間が空いてしまったが、前回の記事の続き。 前回、定期考査でなかなか実力通りの点数が取れないオンライン家庭教師での教え子のことを書いた。 この時の分析結果として、「焦り」がケアレスミスに繋がり、その結果失点が起こっているのではないかと考えた。 そこでは、その焦りの原因として、試験の全体像のボリュームと自分で認識している回答スピードのズレを挙げて、そのズレの解消のために解けそうな問題(正確に回答スピード認識できているであろう問題)とそうでない問題をいち早く切り分けて注力する問

        生徒からのタメ口(ためぐち)に対して認識が変わったときの話

          試験で焦ってしまって点数が取れない人のための処方箋(仮説 その1)

          オンラインでの家庭教師を続けている。 生徒は男子中学生。一般的には思春期と言われてる年齢だ。 思春期の男子と言えば、(過去の自分を振り返っても)不愛想で必要以上に人と関わりたがらなかったような記憶がある。 ところが、幸いなことに、いま見させてもらっている生徒はハキハキ受け答えできるし、基本ご機嫌だ。つまり、コミュニケーション能力は高い方だと思える。 ところが、当初から指導している数学の点数の伸びが思うようにはいかない。 最初は、計算問題をメインに途中式も丁寧に書いてもらった

          試験で焦ってしまって点数が取れない人のための処方箋(仮説 その1)

          「~したら将来役に立つよ」という誘導ばかりをしてしまうことの罪

          高校の授業などで生徒何かを指示したいとき、行動を促したいときについついやってしまう声掛けがある。 それは、「~したら将来役に立つよ」という声掛けである。 文字通り、促したい行動を提示し、それをすることで自身の将来にどのようなメリットがあるかを示す、ということだ。 例えば、 「今のうちから、定期考査の前に試験対策のための計画を立てるようにしよう。そうすれば、社会人になって何かプロジェクトを任されたときに着実に遂行できるようになるから。」 といった感じである。 そんなことを

          「~したら将来役に立つよ」という誘導ばかりをしてしまうことの罪

          【チームで活動する上で必要になる、「ルールを守る」ということをどうすれば確実にできるのかという実験】

          私が今携わっている仕事の一つに、地元の県立高校の地域コーディネーターという仕事がある。 あまり聞き馴染みがないかもしれないが、少なくとも私は“先生”ではない。    我々の高校時代のころに比べてその傾向は小さくなってきているかもしれないが、一般的に、学校というところは閉鎖的だ。 その上、校長含めて先生方は忙しく、異動も付きもので、地域の人とつながりをもつということが難しい。 ましてや、地域の人を学校での教育活動に巻き込むというのはさらに輪をかけて難しい。   そこで出番となる

          【チームで活動する上で必要になる、「ルールを守る」ということをどうすれば確実にできるのかという実験】

          「生きている」=「大丈夫である」ということ

          たとえちょっとしたものであっても、 こだわりがあったり理想ががあったりすると、 「○○たるものこうあるべき!」 みたいなものがついつい頭の中に巣くってしまう。 その基準に乗らなければ、 「こんなことではダメだなぁ。」 なんてネガティブな想いに支配されてしまうこともある。 まぁ、こだわりや理想が悪いわけではなく、 そういったものとどう付き合うのか・・・ということなのだけども。 そんなことにも気づかせてくれるのが、我が娘である。 一時から続いているごっこ遊びが好きな娘

          「生きている」=「大丈夫である」ということ

          ここ2年くらいでスマホを買い換えたけど、Wi-Fiルーターは3年以上買い替えてない。そんな人は、一度Wi-Fiルーター買い替え検討してもいいかも。

          今日お伝えしたいことはタイトルの通り。 あまりにうれしかったのと、誰かのお役に立てればと思い書いてみる。 まとめは最後にも書きます。 私の住まいはいわゆる地方のまちで、電車の本数は少なく、日常生活には車が必須。 都会に比べて不便であることは確実で、自然環境に魅力を感じるぐらいの人でないとストレスが大きくかかる、そんなまちだ。 でも、そんな中でも我がまちにも強みがある。 それはネット回線。 基本、全戸に光回線が引かれており、その回線を使って、インターネットはもちろん、テレビ

          ここ2年くらいでスマホを買い換えたけど、Wi-Fiルーターは3年以上買い替えてない。そんな人は、一度Wi-Fiルーター買い替え検討してもいいかも。

          娘の方がわかっている

          日々、娘と過ごす中で驚かされることがしょっちゅうある。 そういう場面というのは、たいてい、娘との他愛ないもない話をしているときに訪れる。 今回もそんな感じだ。 最近、気温の変化からか、疲れやすく、回復し難い状況が続いている。 そういった状況はメンタルにも少なからず影響は出る。   昨夜の娘との風呂の後、キッチンままごとセットで遊ぶ娘の背後から話しかける。 ------ 「なぁ、◯◯ちゃん」 「なに??」 「最近、お父ちゃん、ちょっと元気ないねんけどどうしたらい

          娘の方がわかっている

          朝食のだんらん

          我が家の朝食は、基本、ご飯、納豆、みそ汁。 そんな食卓での親子(3歳)の会話。 ---- 娘「どうして、おちゃとおみちゅちゅ(おみそ汁)だけ『ゆげ』がでてるの?」 父「(え?!) それは、お茶とおみそ汁から出る水蒸気が空気に冷やされて、小さな水滴になって見えるからかなぁ。」 娘「ふーーーん」 母「じゃぁ、湯気と煙の違いは何なん?」 父「それは・・・(省略)・・・。」 母「一言でいうと、湯気は暖かい物か出るもの、煙は燃やす物からでるものやね。」 父「じゃぁ、〇〇ちゃん、いつも作

          朝食のだんらん

          先日、久しぶりのメンバーで集まった時の話。

          話の流れで、 「今、目の前にいる人が自分に見せてくれている姿は全体像のせいぜい二割くらいで、残りの大部分は見せずにいる(見せたくない)のではないか・・・。もしそうなら、その人を目の前の姿だけで判断したり決めつけたりすることは良くないのではないか、ということに最近気づいた。」 そんなことを言うメンバーがあった。 なるほどだなぁ、と思う。 そこで二割という割合について、その根拠までは聞かなかったけど、絶妙な数字だと感じたりもする。 誰しも、“家庭で過ごす顔”、“職場で過ごす顔”

          先日、久しぶりのメンバーで集まった時の話。