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6月の麻雀

プロ活動について質問された時は、

『だいたい月に1回くらい東京に通ってますねー。』

って言ってますけど、この6月はなんと3回もあって、1回目は6月1日(土)の雀竜H級予選と6月2日(日)の雀王戦D3リーグ第3節に一泊二日で行ってきました。

負けたけど、肺呼吸と二足歩行を忘れずに最後まで形を保てたのでヨシ。

2回戦でトップを獲って写真

んで、先日6月15日(土)に、今月2回目である雀王戦D3リーグ第4節を戦ってきました。ヘッダーの写真とかはULIKEで見栄え良くしてますけど、麻雀の結果は無加工で出します。自分、麻雀プロっすから。

本当はコッチの方が加工したいよ…

第2節△126.5で自己ワーストを更新したばかりなのに、もう新しいワースト△128.4か…。菊池雄星が卒業してすぐに大谷翔平が入ってきた、花巻東の佐々木監督の気持ちです。麻雀は本当にいつもボクを精神的に鍛えてくれるぜぇー。ワイルドだなぁー(プルプル)。

で、その翌日6月16日(日)に第7期北陸AMリーグ最終節があって、その表彰式の時のスピーチで、

(本当は雷電のファンミ行きたい。)

中島由矩アルパカ『表彰される方は本当におめでとうございます。ただ、表彰対象になっていない方も大勢いると思いますけど、ボクはつい昨日東京で△128ptも負けてきました。麻雀で何か辛いことや悲しいことがあったら、ボクのことを思い出して、麻雀を続けてください。』

と語って、ひと笑い取ってきました。転んでもただでは起きないって大事だよな、などと。ちなみにこの構成は、江頭2:50さんの動画を参考にさせてもらってます。

まだ見てない方はぜひご覧ください

以下、常体で。ここまで麻雀の話ゼロなので、本文は麻雀のこと書きます。

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第7期北陸AMリーグは、全4回戦やった後にプロアマ交流戦というのが4半荘ある。交流戦への参加は任意なんだけど、希望すれば1日8回戦やるってことだ。広島東洋カープ・衣笠祥雄よりも鉄人的なスケジュール。

第1期の開幕節の時はそんなイベントなかったんだけど、主催者が途中で思いついたんだと思う。オリンピア絡みのイベントはいつも、東京都知事選よりバラエティに富んでるんだよな。後からわいてくるというか。ポスター貼るための掲示板が、たりなくなりそう。

プロアマ交流戦3回戦を終えたボクが、卓間をフラフラしてると、まだやってる麻雀ようたんの手組みが視界に入った。

なんか手役に寄せたキュークツな仕掛けしてんなと思ったら、9mがドラだから和了りたいってことみたいだ。おお、いいじゃないか。

麻雀ようたんの6巡目

場に2枚切れてる東を小脇に抱えて、一発対策もバッチリ。今クールのドラマ『アンチヒーロー』で、野村萬斎さん演じる伊達原だてはら検事正だったら、

伊達原だてはら『おやおや…、その東は…(ニチャア)。重ねたらチャンタがついて8000になるし、立直が来たら安全牌にもなる…。一石二鳥ってわけだねぇ…クックック(ニチャア)、ハーッハッハ…(急に真顔になって近寄り)傑作けっさくだねぇ。』って言うと思う。あいつ伊達原はそういうやつだ。

まあ伊達原だてはら検事正のことは置いといて、麻雀ようたんはその後9巡目に赤5pを引いてくると、他家警戒と自身の形テンを見て打東とし、

巡目によっては、カン6pツモ打9pを考えよう。

最終的にはドラ表示牌の8mを引き入れて、テンパイを果たしてた。やるやん、ようたん。カッケェ。

麻雀ようたん魂の3900。

この、「手役をつけてヤオチュウ牌のドラドラを生かす」って考え方は、元BIG1の大塚翼さんも放送対局で見せたことある手組みだ。

ドラが西なので、カン5mチーして、一気通貫ドラドラのペン7m待ちに取る。

大塚翼さんと麻雀ようたんの決定的な違いは、大塚さんはツモ和了ってようたんはツモ和了れなかったところにあるんだけど、まあ今はいいじゃないか。

大塚翼さんはツモりました。腕が違うぜ。

最後に、日本プロ麻雀連盟北陸支部ルーキーの日水亮輔プロと同卓できた時の話を書いて終わりにしよう。

寿司屋の大将目線でカウンター越しに見た日水亮輔プロ(連盟)

南2局0本場

東家・倉田さん13600
南家・日水亮輔プロ34900
西家・中島由矩アルパカ27500
北家・na.k.akiさん24000

ボクの下家のna.k.akiさんが4副露目を入れて裸単騎になった。これはチャンス!先輩麻雀プロとして、ボクの威厳を見せつける絶好の機会だ。

威厳チャンス

na.k.akiさんは、ここから場風で生牌の南を打ってきた。ほほう…。南ですかナルホド…。

中島由矩プロのお気持ち

ボクは1枚切れの西や北、中などを警戒しながらマンズは全部切り飛ばすと、最後はリャンメン待ちの36sにしてna.k.akiさんから打ち取った。白・赤の2000だ。やったぜ。

中島由矩プロのお気持ち

日水プロは、マンズは現物以外切ってなかったし、でも西とか河に並べてたし、きっとテンパイ打牌南の意味がよく分からなかったんでしょうねえ。これからお勉強していきましょうねえ。たまたま西が通ってよかったねえ。ウヒヒヒヒ。

中島由矩プロのお気持ち

って思ってた。んで、試合終了後たまたま話す時間があったので、この局のことを聞いてみたら、日水プロは眉ひとつ動かさず

『2000なんで打ってもいいと思ってました。』

2000なんで?

打ってもいい?

………。

そうか!

放銃してもトップ目で!

南3局の親番を迎えられるからだ!

(上手な人ってそんなこと考えながら麻雀してるの?)

穴があったら入りたい。

入って新しい牌山になって、紅白の小林幸子みたいなノリでせり上がって再登場したい。できればドラ表示牌になりたい。1人だけ上向きだし。麻雀は下向きなのにね、ってやかましいわ。

ボクは待ち牌に気を取られて、放銃打点のことを忘れてたんだな。

まさか杉浦太陽の本名がタカヤスだったなんて…。

再度、点棒状況を見てみよう。

南2局0本場

東家・倉田さん13600
南家・日水亮輔プロ34900
西家・中島由矩アルパカ27500
北家・na.k.akiさん24000

あー、確かに2000放銃しても別にいいっすねー。2着目と3着目が安く競ってくれるから、なんなら放銃した方がいいくらいのレベル。

というワケで、na.k.akiさんに業務連絡だけど、6mチーを思いとどまった方が良かったかも。ホンイツ・トイトイなら8000なので、むやみに押し返されなかった可能性が高い。

痛恨の6mチーを再度掲載。

なーんて、えらそうなこと書いたけど、この麻雀は南4局にna.k.akiさんが8000を和了って2着になり、

トップ・日水亮輔プロ28900
2着・na.k.akiさん28000
3着・中島由矩アルパカ26500
4着・倉田さん16600

って結果に。だからna.k.akiさんに対しては、

中島由矩プロのお気持ち

こうだ。

みんなも、麻雀する時は、相手の待ち牌だけじゃなく、点棒状況も考えてくれよな!アルパカさんとの約束だぞ!

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