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ようへいの麻雀は面白いんです!・・・つかまなければ【4fuzz128F】

「Mリーグの実況になりたいっていうツイートが、思ったより反響大きくて嬉しかったですね。」

というから、この記事からリンクを貼るために改めて見に行ってみたら、スキが306個もついてて腰を抜かした。スキって306個もつくんだなぁ。かく言うボクも、スキを押した306人のうちの1人だけど。

■Mリーグの新チームに入りたい!
■とにかくMリーガーになりたい!
■Mリーグの公式実況になりたい!

SNSが隆盛を極める昨今、ボクたちの決意表明は多くのファンの耳目を集め、小さな風を吹かせ、風はやがて大きなうねりに変わっていく。それは、浅井堂岐を例に挙げるまでもなく。

先輩である松嶋桃の背中を追いかけ、後輩である椿彩奈の突き上げを食らいながらも、自らの成長を望み真っ直ぐ前向きに取り組んでいくようへいの姿は、きっと見知らぬ誰かの活力になるのだろう。それがプロってもんだ。

「悔いの残る選択はありません。実力は出し切れたと思います。」

と清々しく語ったようへいが、一方で「難しかった。」とこぼしたシーンは1回戦南4局だった。ボクはそのシーンを見るべく動画を開いたのだが、ようへいの良さが1番出てたのはその1局前の南3局だったので、ボクの独断と偏見で紹介したいと思う。

役牌の白を仕掛けた北家のようへいは、ドラ(3m)受けターツである4m5mを外してソーズに寄せる。この手を満貫に仕上げ、トップ目の石田綾音をとらえたい。

そんなようへいの思いに牌が応え、自風の北を暗刻にして、1−4−7sの三面張聴牌になった。

「シードをいただいた以上、もし負けたとしても、運営・実況・メンバーシップオンライン観戦会でfuzzカップを盛り上げるのが僕の使命だと思ってます。」

と言うほど責任感の強いようへい。この満貫を決めて1回戦をトップで終え、できればプレイヤーとしてベスト64へとコマを進めたい。

しかし、そこに立ちはだかったのは、4300点差でようへいを追う水谷葵だった。

平和・一盃口・ドラドラでも8000からだが、水谷はこれをバルクアップリーチすることで、満貫出和了りではなく、跳満ツモにバルクアップした。知らんけど。ようへいが3900や5200ではなく8000を目指してドラ受けターツを外したように、水谷は水谷で、8000ではなく3000/6000でトップ目石田綾音をとらえるべく剣を抜く。

さて、その立直の一発目にようへいが引いてきたのがドラの3mというから話にならない。何やってんだよ、ようへい。めちゃめちゃ嫌な予感がするじゃんか。

「ロン、12000。出るかねしかし。」

って言われる気がするじゃないか。言われる気しかしないじゃないか。

だが、ようへいはこの3mを押した。放送を見てるボクらからは、水谷の待ちが3−6pだと見えてるから当然みたいに感じるかもしれないけど、こんな七対子ぽい河に対してドラ3m一発プッシュはかなりスゴイんじゃないか。Mリーグ公式実況を目指す男の麻雀は、実はかなり面白いんじゃないか。

この3mを下家の金がチーして形テンを取ると、

水谷に流れたのが7sで、

ようへい、8000を和了。1本場に供託2本を加え、トップ目の石田綾音の背中をクッキリとその目にとらえた。

赤入りで3900条件は比較的簡単にクリアできそうだし、直撃なら2000でもOK、さらには700/1300ツモなんてオシャレな方法もある。

選択肢が多いというのは、それだけ腕が出るというか、構想力が試される場面でもあるわけだけど、そこでようへいが「難しかった。」と言ったのが下のシーン。

■ソーズのホンイツ
■立直・七対子
■七対子・ドラドラ
■トイトイ

南場の西家であるようへいには、東も北も利いておらず、それがまた選択を難しくした。親の石田に意識させ、エラーを引き出すためにも、門前でヒッソリやる七対子は選択肢から消した方がいいかもしれない。派手に動こうぜ、ようへい。3200を他から出和了だとまくれないしネ。

おそらくようへいも同じように考えたのだろう。北のポンから発進。ドラ2pを重ねての8000もギリギリ見ながら進行すると、

1sもポンできて、6s・4pのシャンポン聴牌。ようへいの刃は、確かに石田の喉元をとらえていた。

しかし、そこに飛んでくる石田の親リー。6−9s待ちの片方である6sはようへいと同テンだ。ようへい、引き勝てるか。ちなみに、ライバル石田から立直棒が出たので、ようへいの条件は緩和され、金や水谷からの出和了りでもトップで終局できることになった。石田の立直はどうだったのか…

と思う間もないくらい電光石火でようへいが9sをつかんでゲームセット。

おいおい、どういうことだよ。6sツモって夢見させてくれよ。Mリーグの公式実況になるんじゃなかったのかよぉおおおおお!ようへいぃいいいいい!

必死の問いかけも虚しく、ようへい、ベスト128で散る。

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石田さん・金さん、勝ち上がりおめでとうございます。詳しくは今田孝志さんの公式観戦記がきっと書いてくれるはずですけど、石田さんが地獄待ち發単騎立直を敢行したことも、金さんが一発でつかんで18000放銃したことも、にも関わらず金さんが2回戦トップを決めてベスト64進出を決めたことも、めちゃめちゃ面白く、また勉強にもなりました。

なんか日に日にカードが面白くなっていってる気がするんですけど、次回は上の4人が激突します。皆様、お見逃しなく。

【今田孝志さんによる公式観戦記は下のリンクからご覧ください】


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