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6翻アップ立直の結末

ボクが何もできなかった日の、手足を縛られてボコボコにされちゃった日の、それでも頑張って手牌が成長していく生命力を、小学生の朝顔だと思って温かい目で見守ってください。

以下、常体で。

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結論から言うと、この日はボクの日じゃなかったんだ。

1段目が終わって、ボクに下の聴牌が入った。そのまま2600立直でもよかったんだけど、この手をうまく仕上げて最近5日連続で書いているnoteでドヤりたかったボクは、コッソリとダマって落としたてのブラックコーヒーを口に含んだ。上家から36p5pが出たらチーテン(打9p・テンパイtoテンパイ)にしようかな、なんて企んでいたのだ。

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ボクがモフモフ企んでいたその巡目に、果たして対面(親)から立直が入った。立直の河には3pが輝いていて、立直の一発目に上家から出るのをボクはさらにモフモフモフモフしながら待ったのだけど、ボクが東京五輪の有無よりも注目した上家の河には残念ながら字牌が力なく切られた。

(チッ、ツモ切り立直しようかな。)

なんてヤサグレていたところ、ボクの手元にとんでもない幸福が舞い込んだ。

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あああああ赤5pだ。ここで打9pは当然として、このツモで何翻上がったか指を折って数えてみよう。

◆タンヤオになったヨ

◆ピンフがついたヨ

◆三色(2翻)が確定したヨ

◆ドラだヨ

◆赤だヨ

片手じゃ足りない都合6翻アップだ。仮に公務員が殉職したってこんなに昇級しないだろうし、大相撲で徳勝龍が幕尻優勝した翌場所もこんなに番付が上がったりはしなかった。

あまりの昇級ツモに舞い上がり、この時noteでドヤることしか考えていなかったボクは、完全に判断を誤ってしまった。

ボク『立直。』

いいいいい一発でツモって裏を1つ乗せれば三倍満6000/12000だ。今赤5pが来たってことはもう絶対そうなるとしか思えない。みんな、ありがとう。これからもよろしく。

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いやいやいやいや対面親リーの現物なんだから、ダマでいいだろう。タイムマシンがあったら今すぐ駆けつけて叱りつけたい気分だ。しかし、この6翻アップツモを1本余りの跳満にしたくなかったボクは、ニコニコと千点棒を卓上に置いてしまった。まるで赤子のごとき純真無垢な魂。深夜の通販とか買っちゃいそうなメンタルだ。

こんなこと書いてるくらいだから、この立直対決の結果は対面の2600オールツモで決着し、ボクの倍満は絵に描いた餅以下の無用の長物に成り下がったのだった。

あー、ダマだった。ダマだったよぅ。

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