見出し画像

2020年コロナ禍で開業した美容室はどうなったの?

2020年3月から8月までに中嶋事務所が美容室開業のサポートをさせていただいた方は8名の方。

こんな時期に美容室の開業?時期をずらした方が良いのでは?そんな言葉を言われながら全員が予定通り、美容室をオープンさせました。

この時期にお店をオープンさせた人たちは、半年以上前から出店場所の選定、創業融資面談、大家さんとの契約、ホットペッパービューティーの契約、クレジットカード契約、ネット回線の手配、地域雑誌への折込の準備などなど、コロナの不安はあれど、オープンを先送りにする余裕なんて無かったワケなのです。

で、結局、このコロナ禍の中で美容室をオープンされた方々の売上、利益の状況はどうだったのかと言えば、、

創業融資の事業計画で立てた予定売上を皆さん達成されました!素晴らしい!!

オープン初月だけでなく、直近の11月までの利益状況から見ても、前年にオープンしたサロンと負けず劣らず。中にはオープン1年目から結構な額の所得税の納税が出るお店も出てきています。

大型店は、もともと人が集まりやすいエリアに出店し、家賃も高く、スタッフ人数も多いことから、コロナの影響は相当大きなものとなりましたが、小規模サロンにとっては、4月単月の影響は大きかったものの、4月以降は反動を受けて5月以降は前年よりも売上を伸ばしたサロンが多くありました。

コロナ禍でオープンしたサロンが予想された危機を乗り越えることができた要因として考えられるのは、

①お店の近くの人への丁寧な告知 があります。

店舗外観による告知。わかりやすく言えば、車で通過した人、歩いている人が、「あ! 美容室がオープンしたんだ!」と分かるようなお店の外観。「あ!駐車場があるんだ!」と分かるような看板。お店の存在が分かるような店舗外観と看板による告知をしてもらうようにお伝えしています。また、近くに住んでいる方に、お店の存在を知ってもらうための事前告知として、地域雑誌への掲載、折込チラシへの掲載もお願いしています。

②新しいお店 = 清潔感がある。つまり感染防止対策がされていそう。

コロナの感染防止対策としては、美容室は他のお店よりも早い段階から取り組んでいたお店が多いようです。その理由としては、そもそも緊急事態宣言が出ても、国からの休業要請からは外れており、コロナで大変な状態であってもお店を開けていなければならない状態となったため、お客様だけでなく、経営者、そこで働くスタッフのためにも感染防止対策を早期に対応することが必要となったためでもあります。結果として、これがお客様に対する信頼を生むことになった訳なので、4月以降の早い段階での経営改善に繋がったのだと思います。そのような状態の中で、お客様としては、近くで、より安心できるお店を探すことになり、近くに新しいお店がオープンしていたら、そちらのお店に行こう!という流れが生まれたのではないかと考えています。

このコロナ禍に美容室をオープンされた方が作り出した結果は本当に素晴らしいと思います。そして、この方々は、これ以上の困難な場面にはそうそう出会わないと思います。これほど大変な状況を乗り越えた方々な訳ですから、これからお店が成長しない訳がありません。これからのサロンの成長がとても楽しみです。

これから美容室の開業を考えている方は、是非、コロナ禍の中で生存し、成長を続けているサロンがどんな準備をして、どんな結果を作ったのかを参考にしてみてください。

ユーチューブでも動画アップさせていただきました。チャンネル登録もぜひ!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?