麻雀の上級者
「麻雀の技術」でも書きましたが、浅見先生の考えていた麻雀の技術とは「瞬間の判断力」です。
親が立直を打ちました。
Aさんは自摸ってから30秒後に打牌しました。
Bさんは自摸ってからすぐに打牌しました。
この場合、浅見先生は「Bさんの方が上手である」と判断します。
清一色一向聴です。そこに同じ色の牌を自摸ってきました。
Cさんは自摸ってから30秒後に一番広い聴牌となる打牌をしました。
Dさんは自摸ってからすぐに一番広い聴牌となる打牌をしました。
この場合、Dさんのほうが上手であると言えるでしょう。
清一色の聴牌牌姿を並べました。
Eさんは30秒で全ての和了り牌を言い当てました。
Fさんはすぐに全ての和了り牌を言い当てました。
もちろんFさんのほうがより上手であると言えるでしょう。
ここまで言うと、「清一の技術イコール麻雀の技術ではない」と思う人もいると思います。もちろん、清一に対する技術が麻雀全ての技術ではありません。しかし、麻雀の技術のうちの一部であることに異論は無いと思います。
麻雀の技術の特定の一部を切り出したとき、それに対応するまでの時間が短い方が技術的に優れている。であるならば、麻雀のあらゆるシーンにおいて、対応時間の短い人の方が上級者である。
これが浅見先生の考える「上級者の定義」でした。
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