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COEDO KAWAGOE F.Cの考える、10年後も生き残る「地方スポーツクラブ」の成長戦略とは

こんにちは。中島です。

『川越からJリーグ参入を目指す』フットボールクラブであるCOEDO KAWAGOE F.Cを作りまして、来シーズンから試合がはじまります。

設立を決めたのは今年の7月で、今ちょうど2ヶ月ほどがたち、多くの反響をいただいたことで多くの関係者様とすでに多方面で会話させていただいており、地方クラブの課題感が浮き彫りになってきたと同時に、多くの可能性の莫大さを確信しています。

僕らは埼玉県川越市を主軸に、フットボールクラブ、そして事業を展開していくことになりますので、それに際して地域クラブが今後10年どうしていくべきだと考えるのか、僕個人の意見を書いてみたいと思います。

確実に起こる事実として、対象人口は縮小する。そして、クラブの淘汰が始まり、生き残るクラブでさえ、衰退する

僕らは埼玉県川越市で事業を行うので、今回は川越をテーマにします。
川越という街を知らない方のために、言っておくと川越は埼玉県第3位の人口を持つ、産業都市です。
観光者も年間700万人を超える観光都市です。

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そんな埼玉県を代表する都市である川越市ですが、人口は確実に減少していきます。

H72年(2050年)には、2018年時点で、35万人の人口が、27万人まで落ち込みます。
さらに、いわゆるスクールやジュニアユースが対象としている、子ども世代(小学生・中学生)の年代は、4.3万人から、2.6万人まで落ち込むと推定されています。

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引用:https://www.city.kawagoe.saitama.jp/shisei/seisakushisaku/hoshinkeikaku/shiseizenpan/machihitoshigoto/index.files/1601141730jinkoubizyon.pdf

上記は、推定ではあるものの、確実に起こる紛れもなく発生する事象です。

「対象人口が減る」のに、既存スポーツクラブの数が変わらないのであれば当然顧客の奪い合いが熾烈になります。
結果として、競争に敗れたクラブはなくなり、競争に勝ったクラブでさえ、現在よりも規模を縮小し、社員の給与も売上の低下に伴って当然下がります。

つまり、現状のままであると、勝っても負けになります。
そしてその変化がここ10年、下手するとそれ以上前に訪れます。

今時点でこの状況をやばいと思えるかどうかが、クラブの生き残りを分けると思います。

地域に真の意味で密着し、収支構造をスポーツに依存しない事業構造の構築が急務

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だからこそ僕らCOEDO KAWAGOE F.Cは、スポーツクラブではありますが、
真の意味で地域に密着し、地域経済に根づく「地域通貨」の取り組みを事業計画に織り込んでいます。(詳しくはYouTubeをご覧ください。)

つまり、サッカークラブ、フットボールクラブだからと言って、サッカーばかりやっているとクラブが死ぬ未来が見えます。

僕自身は新卒から、リクルートのネット採用でずっとネット事業を作り続けてきました。
この事業に関しては、そうしたバックグラウンドのある僕らだからこそ、できる事業だと考えていますが、ここは必ず作り切ります。

そうは言っても、
いきなり地域通貨は作れないので、まずは以下のように事業展開していきます。

COEDO KAWAGOE F.Cでは、新規のスクール、ジュニアスクール立上げはやりません。川越地域の既存スポーツクラブと積極提携します

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COEDO KAWAGOE F.Cでは、サッカーはもちろんですが、事業にもこだわります。
そして、その事業に関しては積極的にすでにある既存スポーツクラブと積極的に提携していきます。

例えば社会人サッカーチームのよくやる、
スクール、ジュニアユースなどは自分たちでは作りません。
そうではなく、既存にあるスポーツクラブと提携します。

なぜなら、既存の川越のスポーツクラブですでに素晴らしい指導実績を歴史を重ねて実施されてきた事業者が存在しており、COEDO KAWAGOE F.Cとしてこのカテゴリを新規に作る意義がない(お客さんに我々だからこその価値を提供できない)からです。
※正確にいうと、短期的に月謝という形で売上が立ちやすいという創業期だからこそのメリットは多分にありますが、逆にいうとそれしかないです。

「サッカー以外」×「ストック(蓄積)」の領域の事業で、毎年1000万の売上が安定的に上がる事業モデルを早急に作る

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上記の図のような形をまず初年度で作ることが当面の目標です。

それはいわゆるサッカー大会を開いて、売上200万!みたいな事業ではなく、毎年確実に、安定的に売上が1,000万立つ事業を作ることに、クラブとしては時間とお金を割きます。

いうまでもなく、
ストック型の事業のメリットは毎月or毎年安定的に売上が入ってきます。

この毎年安定的に1000万が入ってくる仕組みを作れると、
いわゆる自分の身体と時間を使って、売上を作る必要性がなくなり、未来に対して時間と、お金を投資していくことができます。

そのため、僕らの短期テーマはまずここをやりきることです。
そうすることで未来が見えてきます。

僕らのクラブは本当に「スポンサー収入」「チケット収入」「グッズ収入」とかはほとんど考えていません、それはやはりクラブではどうしようもない外部要因(雨やクラブの人気など)に左右されてしまうため、ここに頼る事業構造にはしたくないためです。
もちろんそのような収入がいざ入るフェーズになったら考えますが、そこが売上0想定で事業は組むことになると思います。

気を引き締めて、やることをしっかりやり、
未来に向けてがんばっていきます!

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「スポーツを心躍る産業に。」サッカードットコム株式会社でスポーツ予約管理SaaS FutPark( http://futpark.me )の事業責任者。前職は新卒からリクルート。川越をホームとしてJリーグを目指す「COEDO KAWAGOE F.C」経営に挑戦中。

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コメント (1)
多方面のWeek pointをひとつの軸で’カバーする、でも軸には依存しない、斬新でステキなアイディアだと思います。同じような悩み(人口減少、税収その他の収入源)に悩む地方土地はごまんとあると思いますが、よいモデルケースになるよう応援してます!また続編、推移レポートも楽しみにしています。
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