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【不妊治療】胎嚢確認後、少量出血が続いた結果

本日の記事は暗い内容かつ、ややグロテスクな内容も含まれますので、苦手な方は、どうぞUターンください。

更新がしばらく滞っておりましたが、実はこの間に流産をしてしまいました。
今は、体も心もだいぶ回復して、日常生活を取り戻しています。

悲しい出来事ではありましたが、多くの学びがあり、夫婦の絆も一層強くなり、今は前向きに進んでいきたいと思っています。

今回のことを受け止め、進んでいくためにも、これまでの出来事を整理して記録しておこうと思いました。

ただ、あくまでも私個人の症状や結果なので、同じような状況下で、必要以上に不安になってしまう方は読まないことをおすすめいたします。

あとは僭越ながら、同じ経験をされた方への寄り添いや励ましに少しでもなったら良いなとも思います。

長くなりますが、よろしければお付き合いください。


少量だけど、続く出血

胎嚢を確認して安心したのも束の間。
ほんとに少量ですが出血が1週間ほど続き、下腹部も少し痛むので、念のため病院に行きました。

その時点で、妊娠6週前半。
つわりは一切なし。

ちょうど、結婚記念日で1泊2日の旅行に行く予定がありまして、その前に通院することにしました。

心配はややありましたが、
少量だったので、妊娠時の生理的な出血かな?
ここで心拍が確認できれば安心できる!
と、この時は考え、
安心して過ごすためにも急遽診てもらうことにしました。

6週前半の診察結果

胎嚢14.4ミリ
胎芽2.2ミリ
心拍は確認されず。

先生からは、
「う~ん。赤ちゃんが小さいねぇ。
もうちょっと大きくなっていてほしいところなんだけど…。
生理的な出血なのか、流産の兆候なのか…
今は何とも言えないですね。また1週間後に確認しましょう。

子宮の収縮を抑える、ダクチルという薬を出しておきます。
あと、なるべく安静にするようにしてください。
横になると子宮が休まります。
デスクワーク中でも、15分でも横になる時間を取って時々休んでください」
と言われました。

その後、
「う~ん、どうだろうなぁ…う~ん…」と悩まれている先生。

「本当に念のためだけど、これを渡しておきます」
と差し出されたのが、手の平くらいの円柱の透明プラスチックケース。

見た瞬間に勘付きました…。
もし赤ちゃんが出てきてしまったら、それに入れるのだと。

流産時に痛みが強い場合は使ってくださいと、ボルタレンの座薬も併せてもらいました。

あ、私流産の可能性高いんだな…とそこで自覚して。
病院では淡々と説明を聞きましたが、家に帰ってから夫に話しながら泣きました。

体外受精の流産率は20%。けっこう高いんですよね。まさか自分がそこに入るなんて思ってもいませんでした。

そして、初期流産のほとんどが受精卵の染色体異常のため、事前に防げるものや対策ができるものではありません。

体外受精では良いグレードの受精卵を選んでいるのになぜ?と先生に聞いたところ、
「選別時は形でしか判断できない。3割くらいは異常があったりする」と言われ、またしてもその3割に入ったんだ…と思いました。

通院の翌日が結婚記念日で、1泊2日の旅行はあまり動き回らないようにしながら行ってきました。

念のため痛み止めやナプキン等も持参しましたが、出血が若干増えたものの、痛み等はなく。

最初で最後。3人での旅行が無事にできて、本当に良かったです…!

妊娠7週目での流産

旅行から2日後くらいに、段々と出血の量が多くなり、下腹部が引っ張っられる感じでお腹が痛くなってきて。

痛みで気持ち悪く、ご飯もあまり食べられず、ただただ横になっていました。

すぐに通院したところ、胎嚢は23ミリまで大きくなっていましたが、そこに赤ちゃんは見えませんでした…。

でも、まだ流産確定とは言い切れないので、念のため薬は飲まないように、と。
流産のことも辛いし、痛み止めも飲めず腹痛も辛いしで、この時はかなりキツかったです。

通院後に腹痛がさらにひどくなり、出血も生理1~2日目くらいの量で、とうとう胎嚢が自然排出されました。

ちょうど7週目に入ったところでした。

他の方の体験談を読んでいると、自然排出後は痛みが収まったということでしたが、私の場合、流産後も強い痛みが続いていて。

むしろ流産前よりも痛いのではないかというくらい、本当に痛くて…。

もしかして排出しきれなかったのかな?手術が必要?と不安に思っていたところ、そういうわけではなく、
子宮内膜症と併発している子宮腺筋症という病気のせいで痛みが続いているようでした。

こちらは、また別途記事にしたいと思います。

流産の経験を経て気付いたこと

今は、あの時のような痛みはなくなって、問題なく日常生活を送れています。
赤ちゃんがお腹に中にいてくれた1ヵ月半くらい、私は毎日とっても幸せでした。

流産は辛い出来事ではありましたが、これまで以上に自分の体を大事にしようと思うようになりました。

夫ともたくさん話をして。
私は、つい自分にないものや、自分にどうしようもできないことにばかり目を向けてしまっていたなと思います。

今まで子宮内膜症の治療してきたのに、病気にちゃんと向き合ってきたのになぜ赤ちゃんが出来ないの?
子どもがほしいから、将来のことを考えて計画的に行動してきたのになぜ上手くいかないの?
等といった感じです。

でも、そういうことばかりに目を向けても、ただただネガティブな感情にまみれてしまうだけで、何かが良くなるわけではないのですよね。

それなら、今あるものにもっと目を向けて、感謝して、毎日を過ごしたいと思うようになりました。

そうやって過ごしていたら、またきっと赤ちゃんが戻って来てくれると信じて。
まだ時々思い出して悲しくなるときもあるけれど、一歩一歩前に進んでいきたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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