終電で終点まで行ってみたJR東海道本線 国府津駅に行った時の事
2018年11月24日、JR東海道線の最終電車に乗って、終点の国府津駅まで旅をしました。その時の記録です。
(当時のリアルタイムの実況の様子はTogetterにまとめております)
国府津駅とは
国府津駅は神奈川県小田原市にある、JR東海道本線の駅です。
東海道本線自体はそのままJR東海に乗り入れて熱海、沼津まで行くのですが、例によって車両基地がある関係で国府津駅止まりもそれなり本数で設定されています。
東京発なら平塚行きが最終です(当時は小田原ラストだったみたいです)
国府津の読み方は「こうづ」です。なかなかの難読地名です。声優の國府田マリ子さんと同じ国府で「こう」と読ませるやり方です。
国府津という地名は、「大磯町西部(国府本郷・国府新宿付近:異説もあり)に相模国国府があって、それに近い港ということで付けられたといわれる(Wikipediaより)」らしいです。
1887年開業と歴史も古く、かつては機関車連結のための駅として特急列車であっても必ず停車する重要な駅だったようです。
今も御殿場線の乗換駅として機能しています。
東海道本線で初めて駅弁を売り出した駅でもあり、駅前の「東華軒」という弁当屋は130年の歴史を誇るとのことです。
小田原市のホームページにものすごく詳細な地図が載っていました。
見たところで小田原近辺の人以外はよくわからないと思うのですが、国府津は小田原の端っこの方に位置しています。
また一つ地理に詳しくなれましたね。
ちなみに今回は、ライブ「終電で終点へ」の企画で牛女さんが旅に同行しましたが、基本的にいつも通り旅をしたのでそこにはあんまり触れません。ややこしいし。
JRで東京駅から国府津駅へ
今回は東京駅スタート。
23時33分発の0時48分着。
今のダイヤを見る限り23時47分東京発の25時00分国府津着になってるんですが、当時の土曜ダイヤは異なっていたのでしょうか?終電繰り上げならあるけど繰り下げはさすがになかった気が…
すみません、ここら辺は全然思い出せないのですが、単に僕が間違えていただけの可能性もあります。
75分という結構な長距離ですが、快速なので13駅と駅数は少なめ。
こういう路線で寝過ごすと結構きついですよね。
横浜から2駅寝過ごしただけでもう大船ですから。
大船を過ぎるとどんどん乗客は減っていきますが、知ってる駅が多いのであまり不安はありません。
茅ケ崎の発車メロディーは希望の轍なんだなぁ、とか思ってたらあっさりつきました。
この頃はコロナ前ということもあり、東海道線の車内はなかなかファニーな雰囲気でした。
基本的に最終電車は酔っ払いだらけなのですが、港のそばを走る電車はどうも治安があまりよろしくない気がします。
本当に海しかない国府津駅周辺
国府津駅に到着。
ドアが開いた瞬間真っ暗で、降りる人はあまりいませんでした。
まぁ慣れたもんです。
雰囲気はかなり寂しめ…
駅は歴史があって大きいし、御殿場線の乗り換え口なんかもあるんですが、駅前はかなり寂しくコンビニもニューデイズしかありません。
タクシーは結構な数止まっていましたが、やはり寝過ごし客や小田原行きの終電逃して国府津行きに乗った人などを運んでいるのでしょうか。
入り口は狭いのに駅自体は妙に大きく、夜に見るとただのオフィスビルのようにも見えます。
国府津駅、
深夜とかそういうこと関係なく何にもないです。
おそらく昼間でもかなり寂しい駅であることが予想できます…
何もないなら探すしかないのですが、
とりあえず海が近いので海の方に行ってみましょう。
駅から海までは道路を渡ればすぐ、駅降りた瞬間から潮の匂いはしています。
階段降りたらもう砂浜です。
…
…
…
暗っ!!!
なんも見えん
画像を限界まで明るくすると微かに海が見えるのですが、海の向こうは真っ暗です。
この国府津の海は向こう側が完全なる太平洋なので、東京湾のように微かに煌めく光なども見えないのです。
景色を楽しむこともできません。
本当にただの海です。
大通り沿いに店があったりもしないので、この海が国府津の全てを表している気もします。
始発駅で乗り換え駅であるにも関わらず、国府津駅周辺はほとんどなにもありません。
家もそんなにないです。
というか何より土地がありません。
そう、地図で見るとはっきりわかるんですがこの国府津駅という場所、全然土地がないんです。
山がせり出していて、指で摘んだみたいにきゅっとなっているのが国府津駅です。
くびれの女王・杏さゆりもびっくりのくびれっぷりです。
地図をよく見れば東海道新幹線の路線も見えると思うのですが、トンネル掘って山の中を走ってます。
いくら始発駅と言ってもこんな地形ではなかなか発展はしないでしょう。
何もないなら歩くしかない
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