見出し画像

SoftBank World 2023

毎年ソフトバンクワールドの孫さんの基調講演を聞いています。今年はライブで視聴できずアーカイブ。ようやく聞けました。


孫さんは10年以内に世界の叡智の10倍のAGIができると考えているそうです。シンギュラリティの10倍ですね。そして、その年度が5年程度ずれたとしても更に10年で1万倍になると予想しているそうです。

プレゼンの最初のチャートが金魚鉢に金魚が入っていて、右上にABCと書いているものでした。

これが今日のプレゼンのメインチャートです。

金魚にABCを教えても覚えられないですよね。人間だとABCを覚えることは比較的容易です。

金魚と人間の能力の差がおおよそ1万倍だそうです。
そうなんです。
20年後の人間とAGIの差が1万倍。AGIを使う側になるか。使わない側になるのかで1万倍の差になるってことですね。

ちなみに23年現在 アメリカ企業の51%が生成AIを活用しているそうです。
かたや 日本は7%。しかも禁止している会社が72%。
このままでは日本企業は金魚になってしまうというのが孫さんの問題意識です。

孫さんが最近はディベート相手に生成AIを活用していて、更にchatGPT内でAという立場とBという立場で勝手にディベートをさせるという話をしていたので、私もしてみました。

会社は株主のものか?従業員のものか?
そこそこ良いディベートになりましたよ。

新しい学びでした。

企業は誰のものかというテーマで
A:株主のものだ
B:従業員のものだ
という2つの立場でディベートをして、その推移を見せてください

ChatGPT
ディベート:企業は誰のものか?

A(株主のものだと主張):企業は、その資本を提供する株主のものだと言えます。企業が成立する際、資金が必要です。その資金を提供するのが株主です。従って、株主がそのリスクを取って投資をする以上、企業は株主のものと考えるのが自然だと思います。

B(従業員のものだと主張):一方、企業はその活動を継続するためには、従業員の労働が不可欠です。資本だけでは、商品やサービスは生まれません。従業員が日々の業務をこなし、企業のビジョンやミッションを実現することで、企業は成立します。その意味で、企業は従業員のものだと言えるでしょう。

A:確かに、従業員の労働は企業の成立には欠かせないものです。しかし、株主が投資することで、企業の活動が可能になり、結果として従業員の雇用が生まれます。株主がいなければ、企業は資金を得ることができず、始まりません。そのため、根本的に企業は株主のものだと思います。

B:その点は理解しています。しかし、従業員がいなければ、企業は動きません。株主が投資した資金は、従業員の手によって、価値を生むものへと変わります。従業員は、その労働を通じて企業の文化やブランドを築き上げ、長期的な成長や持続可能性を実現します。そのため、従業員の役割も非常に大きいと思います。

A:確かに従業員の役割は大きいですが、それを理由に企業を「従業員のもの」とするのは、少し飛躍が大きいと感じます。最終的に、企業の価値を決めるのは、株価や収益などの数値です。そして、その数値に対する直接的な権利を持っているのは、株主です。

B:しかし、その株価や収益は、従業員の努力や創造力、専門知識などに支えられています。株主と従業員、どちらが重要かという議論は果てしないかもしれませんが、少なくとも、企業は一つのコミュニティとして、株主だけでなく、従業員や取引先、顧客など多くのステークホルダーのものと考えるべきではないでしょうか。

このディベートは、企業をどのような視点で捉えるかによって、結論が異なることがわかります。実際には、企業は多くのステークホルダーが関与する複雑なエコシステムであり、単純に「誰のものか」と一つの答えに絞るのは難しいでしょう。

▼ブックレビューも書いています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?