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2020年 88冊目『自分のために働く』


元NTTDATA社長で現相談役の岩本敏男さんの本です。
10月に中尾塾で講演頂く際の課題図書です。


岩本さんと言えばSIer業界では知らない人はいない有名人です。
NTTDATAの海外戦略をけん引した立役者です。

バチカンの古文書のアーカイブの仕事を欧米のIT企業と伍して形にされました。
ヨーロッパでは某ドイツ車のIT子会社をMAして、別のドイツ社のITの仕事をすべて請け負われたりしています。

通常の日本人ビジネスパーソンの枠を超えた方です。
大組織を上手にマネジメントされていた方でもあります。

そんな岩本さんが「自分のために働く」という本を書かれているのです。

岩本さんの転機は30歳の時。
東京から関西の人事に異動になり、なんと数百名の配置転換を担当することになるのです。

会社の命令です。

全く人間関係のなかった人たち1人1人をイメージし話をして、対峙し、対話し、この配置転換を実現します。

自分のために働くとは、自分が何者なのかをを問う事から始まります。

自分、組織、顧客、時代という4つに対峙し、自分なりの答えを出さなければならないのです。

だから、各章で自分、組織、顧客、時代との対峙の仕方、自分なりの答えの出し方がまとまっています。

ある意味サラリーマンとしては、大成功された方の1人です。

その人が自分の人生を振り返って赤裸々に語っているのです。
かなり面白い本です。

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