2020年 87冊目『生きている会社 死んでいる会社』
見える化、現場力、ねばっちこい経営で有名な遠藤功さんの本です。
12月に中尾塾で講演頂く際の課題図書です。
たくさん線を引きました。
それを残しておきます。
・利益の追求は「目的」ではなく「会社の大前提」である。
・会社は利益に対して「貪欲」でなければならないが「強欲」になってはならない。
・企業の目的の定義は1つしかない。それは顧客の創造である(ドラッカー)
・目的を厳密に定義すれば「社会や顧客が認める(歓迎する)独自価値を創造する
・アマゾンは創業から22年間に70近い新規事業に挑戦し、18は失敗・撤退している
・挑戦ー実践ー創造:会社が為すべきことはこの3つに集約される
・大企業の内部に、どうDay1の活力を保つか(ベゾス)
・新陳代謝とは 捨てる、やめる、入れ替える
・老いる会社
官僚主義の台頭
成功の復讐(成功を否定できない)
見える化のし過ぎ→見える化の大家がし過ぎはろくなことがない
・組織のスリム化には、つくらない、残さない、重複させない
・退路を断って問題解決するには、特命、納期、専任→プリウスの開発
・凡庸なリーダのものとでは、凡庸な会社しか生まれない
・非凡とはエネルギーの大きさと心の柔軟性
・事業の進歩発展に最も害するのものは、青年の過失ではなく、老人の跋扈である
・石は石で良い。ダイヤはダイヤでいい。監督者は部下の得意なものをつかんで、のばしてやる。適材適所へ配置してやる。そうなりゃ、石もダイヤもみんなホントの宝になる(本田宗一郎)
・経済体としての会社:価値変換システム
・共同体としての会社:同じ目的を共有し、一体感をもちながら共同する場
・生命体としての会社:働く人々が仕事を通じて成長し、活性化する場
・うちには思想と人しかありませんから(良品計画)
・生きている会社の3つの条件
熱:ほとばしる情熱
理:徹底した理詰め:事実をもとに考え抜くこと
情:社員たちの心の充足
・会社が熱を帯びる方法は、経営者が自らの言葉で語り、自ら汗をかき、行動する事
・昔SOMPOは保険会社だったらしいと言われたい(櫻田謙吾SOMPOグループCEO)
・真に理詰めであろうとしするならば現実と向き合い、事実に徹底的にこだわる
・一次情報にこだわらなければ、リアリズムのある理にはなり得ない
・新たなコアを確立し、再生するコープさっぽろ(宅配事業のことですね)
・組織のケイパビリティの例
並外れたスピード
卓越したチームワーク
臨機応変に柔軟に対応する力
全社で徹底する力
愚直に改善を積み重ねる力
あきらめずに堪え、粘る力
・微差力を磨く:トヨタは年間60万件を超えるカイゼンを50年以上愚直に継続している
・感情の老化を防ぐ
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