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2022年7月12日の感謝


・中尾塾で、事業計画の話をしていたのですが、新規事業と既存事業では事業計画って違うよねと言う話になり、新規事業は赤ちゃんであるという話がえらく刺さったので残しておきます。

リクルート時代にある新規事業を担当していた部長が、上司である事業部長と既存事業を担当している3人で話をしたのです。

新規部長:本気で新規事業をやるのですか?
事業部長:やるよ。だから支援している。
既存部長:応援してるよ
新規部長:分かっていますか?新規事業は赤ちゃんなのです。
     大人が育てないと死んでしまうのです。
     みなさんの支援とか応援とかだと死ぬんです。
     みなさんは育児放棄(ネグレクト)なのです。
     赤ちゃんに自分のことは自分でしろとか言いますか?
     大人が全面的に支援しないと大きくならないのです。
     その覚悟ありますか?
     覚悟も無いのに赤ちゃんを産んではいけないのです。

これまで、既存事業と新規事業でカニバリゼーション(食い合い)が起きるので、新規事業への集客を積極的にやっていなかったのです。優秀な人材も新規事業に配置していなかったのです。

しかし、この会話以降、新規事業に全面的に集客するようになり、人材交流も始まったのです。

売上が大きく、利益が大きい事業を担当していると、知らず知らずのうちに、私たちが管理部門や新規事業を食わせてやってやるという気持ちになりがちですね。

売上が多い、利益が多い人が評価されるので、それは仕方ないのです。しかし、ずっと既存事業が伸び続けることは稀です。常に新しい事業を作り上げなければいけないですよね。その際に、売上や利益の多寡だけで評価したり判断してはいけないんですよね。でもでかいものは偉いんだっていうパラダイムって簡単に抜けないですよね。

たまたま新規事業が赤ちゃんだという話をしましたが、海外進出も同じですよね。初めてのMAの後のPMIなんかもそうですよね。初めてって難しいんですよね。

では、売上や利益以外の何で評価すればよいのか。
それは仮説ですね。赤ちゃんが大人になるために、どのように成長すればよいのか。その仮説と、その検証方向なんですよね。
こんな話をして盛り上がりました。
楽しい時間でした。感謝です。

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