田舎のタクシー運転手に学ぶ 単価倍増交渉術
先日、ある企業さんを訪問した帰りにタクシー呼んでもらって、乗った時の話です。
中尾 「A駅までお願いします」
運転手 「お客さん、A駅で良いんですか?」
中尾 「え!?なんで?」
運転手 「今の時間、この辺の電車は1時間に1本くらいしかありません、駅で暑い中待つことになりますよ」
中尾 「確かに!じゃあどうすれば良いの?」
運転手 「電車の本数が多いB駅はどうですか?」
中尾 「値段は?5000円くらいに収まる?(A駅は3000円くらいだった)」
運転手 「5000円はどうか分かりませんが、1万円まではかからないかと」
中尾 「じゃあ、B駅までおねがいします」
運転手 「分かりました!」
結局、8000円くらいかかったので、
単価2.5倍ですよ。
ただ、予定より1時間早い電車に乗れたので、その後の流れがとてもスムーズになって、得したな。って思ってしまいました。
このパターンだと、次も、B駅まで行ってもらうかもしれません。
ちょっとした事ですが、ここに交渉のポイントがあります。
1、顧客の目的を知る
今回の場合は、「目的地(C地点)に早く着きたい」ですよね。
これは想像できます。
2、競合を知る
今回は電車ですよね。
1時間に1本しかない。
値段は電車の方が安い。
3、顧客の目的に合わせて提案する
C地点に早く行きたいなら、
電車より、タクシーでB駅行く方が早いですよ。
ちょっとした事ですが、これの積み重ねで、売上は大きく差がつきます。
この運転手さんは、
同じパターンでビジネスパーソンをB駅に誘導していると思います。
提案せずに、A駅に毎回送る
提案して、何割かの客がB駅へ行く
ちょっとした事ですが、大きな差がつきます。
自分の普段やっている仕事でも、
ちょっと提案すれば単価を上げるチャンスがあるかも知れませんね(^^♪
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