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利益が出ない! 値上げ交渉、値決めする時の注意点
物価高騰、値上げ、値上げ。
スーパーで買い物する時も、今までと同じように買い物したのに、
あれ?こんなに買ったっけ?
って思う事も。
消費者としては値上げは悲しいですが
経営側からすると、値上げしないと経営が持ちません。
先日のご相談で
売上は何とか保ててるんだけど、利益が出ない。
どうしたら良いですか?
というご相談を受けて、
試算表を見せてもらったら、
粗利率(限界利益率)がどんどん悪くなっている!
粗利とは
売上総利益(うりあげそうりえき、英: gross margin)とは、会社が1年でどれくらい利益を出したかを表すもの[1]で、売上高から売上原価を差し引いたもの。粗利益(あらりえき)、荒利益ともいう。
似たような言葉で、限界利益(げんかいりえき)という言葉があり、私が使う粗利は限界利益の意味で使ってます。
限界利益(げんかいりえき、英: marginal profit)は、管理会計の概念の一つ。売上高から変動費を引いたもの。限界利益を売上高で割ったものを限界利益率 (英: marginal profit ratio) といい、売上が1単位増えることで増える利益のこと。
限界利益には固定費が含まれる。次の式で表される。
限界利益=売上高-変動費
限界利益=固定費+利益
例えば、
100円でお茶のペットボトルを売ってて、仕入れが30円だと、
粗利は100-30=70円
粗利率は70%
になるんですけど、
ここで仕入れ価格が10円上がって40円になりました。
で同じ100円で売ると
粗利は100ー40=60円
粗利率は60%
となって、利益が出なくなる!
だから、値上げをしよう。という話になるのですが、
仕入れが10円上がったから売価も10円上げようとするとどうなるでしょうか?
粗利は110円ー40円=70円
粗利率は63.6%!?
粗利率が元通りにならない。。。
これは何を意味するかというと、
儲かりづらくなる(利益が出にくくなる)
なんですね。
昔に作った価格体系で、物価が上がるたびに同じ金額だけ値上げしたら、どんどん粗利率は下がって行きます。
=どんどん利益が出ない体質になっている。
という事です。
まずは、適正な利益を確保する。
そのために、値決めを感覚でやらずに全体の数字を見ながらやる。
これが大事です。
そして、値上げ交渉する時の注意点はこの記事を参考ください。
うちの場合はどうすれば良いの?
という方は、
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