創造中毒

作品って、どうやったらたくさんの人々に届くんだろう!?
いつも真剣に考えてます。
 創ったからにはひとりでも多くの人に観てもらいたいんですよ。
そう思わないクリエイターなんて一人もいないでしょう。
僕だけかな?違うかな?

僕の純粋な気持ちです。希望です。切望です。熱望です。

だったらマーケティングから当たり筋を考えればいいじゃん
って言われるかもですが、それをしたところで楽しくないじゃないですか。
こっちにはやりたい企画がごまんとあるんですから。
やりたい企画をやった方が楽しいですよね。楽しいのが一番。
あ、でも当たり筋とこっちがやりたいものが合致した場合は幸せだったりするのかな?
だけど難しいのは、当たり筋を取り入れたところでヒットしない作品も多かったりしませんか?どうですか?
そうなったら誰もハッピーじゃないですよね。
だいいち僕がちっともハッピーじゃない。
マーケティングを踏まえて作ったのに、コケたら最悪です。

映画とかドラマって、オリジナルで勝負するとなると実現までにものすごく時間がかかります。
実現すればいいですけど…
まあ、ほとんどは途中で頓挫します。
一つの企画に何年も費やすなんてザラです。
(『タイムスクープハンター』は企画書を出してからは比較的スムーズに実現しましたけど)
ようやく企画にGOサインが出て完成にこぎつけても、今度はヒットするかどうかの試練が待っています。
何年もかけて作った作品が、鳴かず飛ばずだったら、そりゃヘコんじゃいますよね。
どうですか創り手の皆さん。僕だけかな?違うかな?

映像ってのはそれだけ厄介なんです。時間がかかるんです。お金がかかるんです。
こんなに大変な思いをしてまで、なんで挑戦し続けるのか?
それは、やっぱり映像を創るのが好き、ということに尽きるんじゃないかな。
創り続けていないと死んでしまうような…自分じゃなくなってしまうような…そんな気がしてしまうんです。

要するに僕は創造中毒者なんです。
映像創りはやめません!やめるもんですか!止められたってやりますよ!誰がなんと言ったって創り続けてやる。
そんな感じです。
作品を世に出した時「面白かったです、良かったです」なんて感想いただけると、本当に救われた気持ちになります。
ああ作ってよかったなあ、と心から思うんです。
たとえ一人でもね。ネガティブなこと、すべてが吹っ飛んじゃいますよ。本当ですよ。
作品って、やっぱり誰かに届いて初めて完成する。と思うんです。

結局ヒットするかどうかなんて誰もわからない。考えてもしょうがない。
だから、好きなものをひたすら創るしかないんです。そうじゃないと身が持ちませんよ。
それで僕の作品を気に入ってくれる人が一人でもいてくれたらとても嬉しい。多くの人に届いてくれたら、なお嬉しい。
そんな思いで作品創りを続けています。

「ミサイル一発撃つのにもコストの問題に苛まれる。そんなリアルなロボットヒーローものを作りたい!」

と思ったのが数年前。
なんとしても創りたい。創りたくてしょうがない。創造中毒者の禁断症状があらわれてしまったわけです。
タイトルは『ブルバスター』
もちろん映像化しようと目論んでいます。
怪獣もロボットも出てきますから、映像となるとそれなりの予算はかかるでしょう。
だから企画の実現までは途方もない時間がかかるだろうな、と踏んでいました。

ところがです…
あることがきっかけとなり、計画を改めることにしたんです。企画そのものを作品にしちゃえと。(あることっていうのは、追い追いご紹介しますね)

で、でき上がったのがコンセプトブック!
まだ何も出来上がっていないのに、いきなり設定集を創っちゃったんです。
それをコミティアとコミケに出させていただいたのが去年のこと。
そして2018年末…
なんと、小説という形で出版させていただくことになっちゃいました!

『ブルバスター』の企画が始動してから世の中に羽ばたいていくまでをこちらで綴っていくつもりです。
って言っても『ブルバスター』がどこまで行くかはまだ誰もわかりません。
まだそんなに世間に知られていないのに、図々しくも制作のあれこれをオープンにしちゃおうっていうワケです。
いわば、リアルタイムヒストリーってことでしょうか?

だいたいこういうのって、大成功したコンテンツがメイキングという形で出したりするんですけど…図々しいですよね。
そんなの誰も興味ないですか?興味なくても書いちゃいますよー!
よろしくお願いしたします。

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