農の考察 #4 菌ちゃん農法が気になる

肥料代が高騰している

現在世界情勢が不安定なこともあり、肥料代が以前よりも高騰している。ものによっては2倍近いものもあり、これまでと同じような肥料の使い方を見直す必要があると考えている農家が多いと思います。見直さないとやっていけない人も結構いて、離農する人もいるでしょう。
そんな中で私は身近に手に入る米ぬかや馬の敷料を活用できないか、また不耕起栽培と緑肥の利用で畑づくりを試したりしています。究極、肥料も何も入れることなく野菜が作れるのが最強だと思うので、そこへ向かっていろいろやっています。まだまだ改善の余地は多いのだけれど。

YOUTUBEで菌ちゃん農法を見かける

いろいろより良い農業ができないか調べている中で見かけた農法の一つが欽ちゃん農法でした。菌ちゃん農法はyoutubeの動画を見ていたら関連動画で流れてきました。
動画の中の話を聞くと、菌ちゃん農法は畝の中を糸状菌が増えやすい環境に整えて植物と糸状菌をつなぎ、糸状菌に根の役割を果たしてもらうことで遠くからも栄養を確保することができるということでした。さらに炭素の大きいもの(枯草やおがくず、もみ殻、竹、丸太など)を糸状菌の餌として畝の中に入れていました。ちなみにこの農法でネットをかけなくても虫に葉を食べられずに収穫までできているそうです。すごいよね。

糸状菌について

糸状菌だけでなく、微生物については本を読む中で農業にとって重要な構成要素である認識は持っていました。糸状菌の菌糸は白く、落ち葉を集めているときや、おがくずやもみ殻を積んであるところで見たことがあり、これを増やしたいなと日ごろから考えていました。しかし、菌糸がみられるときと見つからないときがあり、どんな環境条件だと菌糸が回りやすいのかなと疑問でした。
菌ちゃん農法では畝を立ててから有機物を畝上にのせ、その上に土をかぶせてからマルチを張ります。結構な高畝を作っていました。糸状菌が増えるには空気と適度な湿度、餌が必要になります。水に浸るとせっかく増えた菌が死んでしまうそうです。なるほどね、だからあんなに高い畝を立てないといけないんだ。

自分の環境でやってみたい

農薬の必要がなく野菜が収穫できるというのは魅力的で、一度畝を立てたらしばらくはそのままでいいようなので労力も減らせる?(高畝大変そうだけど)かもしれないので自分でもやってみたいです。実験的に小規模から初めていけそうであれば規模を広げる感じかな。
自分の場合、炭素の多い有機物は馬の敷料やもみ殻が近くにあるし、あとは高畝を作ればできるので始めやすいのもいいですね。頑張って高畝立てます。

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