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農の考察

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日々の農業において感じること、気づきについて考えます。
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2023年2月の記事一覧

農の考察 #10 セルロースの存在がリグニン分解を促進させる

おがくずの利用について理解を深めたいと思い、「森林生態系の落葉分解と腐植形成」を読んでい…

農の考察 #9 菌ちゃん農法は高炭素の有機物分解を促す環境づくりをしている

木質(リグニン)の分解木質を分解・利用するのは腐朽菌と呼ばれる仲間の微生物だ。木質の成分は…

農の考察 #8 おがくず敷料を利用する

利用可能な有機質資源農業を始めてから有機物を畑に投入したいということで、身近に手に入る有…

農の考察#7 不耕起栽培で緑肥を利用する際には上手に枯らせるかがカギとなる

緑肥とは、土壌の改良や肥料の代用として栽培される植物のことです。緑肥作物は、土壌に有機物…

農の考察#6 ヘアリーベッチはどれだけの窒素を供給するのか

ヘアリーベッチとはヘアリーベッチとは代表的なマメ科緑肥の一つであり、大気中の窒素を固定し…

農の考察 #5 農業における微生物

農業における微生物の位置農業において、微生物はどのような位置にあるのか。一般的には食品の…

農の考察 #4 菌ちゃん農法が気になる

肥料代が高騰している現在世界情勢が不安定なこともあり、肥料代が以前よりも高騰している。ものによっては2倍近いものもあり、これまでと同じような肥料の使い方を見直す必要があると考えている農家が多いと思います。見直さないとやっていけない人も結構いて、離農する人もいるでしょう。 そんな中で私は身近に手に入る米ぬかや馬の敷料を活用できないか、また不耕起栽培と緑肥の利用で畑づくりを試したりしています。究極、肥料も何も入れることなく野菜が作れるのが最強だと思うので、そこへ向かっていろいろや

農の考察 #3 不耕起について

不耕起を試している試験的に不耕起栽培を始めて今年でおそらく4年目に突入する。不耕起の畑で…

農の考察 #2 農業はテーマを持って

はじめに私は農業をしていますが、農業の仕事は同じ作業を続けることもあり、飽き性な私として…