vol.015 【レポート】中之島プロモーション 岡田利規×graf アーティストトークミーティングポイントから読み解く中之島
開催日時:2月7日(月) 19:00~20:30
開催場所: graf Porch
〈登壇者〉
岡田利規(劇作家・チェルフィッチュ主宰)
服部滋樹(graf 代表取締役社長)
2月7日、中之島のgraf Porchにてオンライントークイベントが開催されました。クリエイティブアイランド中之島の活動の一つである「中之島プロモーション」の一環で、2021年より中之島の様々な施設13箇所にサイン型コミュニケーションツール「ミーティングポイント」が設置されています。
中之島の各施設のつながりを可視化し、中之島の情報を発信することだけではなく誰もが投函することができ、双方向型のコミュニケーションの可能性を広げるこのミーティングポイントを活用した、実験的なプロジェクトが今年度から展開されています。
国内外で活躍するアーティストのディレクションによってコンテンツを繰り広げる本企画に今年度は劇団カンパニー・チェルフィッチュ主宰の岡田利規氏をお迎えしました。
本トークでは岡田利規氏とgraf代表の服部滋樹氏との対談形式で行われ、岡田氏の視点から考察した中之島そのものの独特な成り立ちや、歴史的な奥行き、地理的特徴のおもしろさなどにフォーカスし、ミーティングポイントを情報と言葉が交差する地点としてどのような作品が展開できるかを議論しました。
時系列を持たないその場所性から表出する言葉、過去へ眼差しを向けると亡霊のように朧に浮き上がる言葉、閲覧者と場所の間に内在する言葉、それらがそこに在るということはどのような意味をもつのか、など作品の主題を探るトークとなりました。
また作品についてのトークだけではなく、地理的にも文脈的にも2025年の大阪関西万博へも接続する中之島ついても話が及び、中之島の未来への期待や可能性を感じることができるイベントになりました。
レポート執筆:村川晃一郎(graf 有限会社デコラティブモードナンバースリー)
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