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vol.000 「クリエイティブアイランド中之島」による都市のリブランディング


大阪市北区に位置する「中之島」は、堂島川と土佐堀川に挟まれた東西約3km の中州です。
水都大阪を象徴する“ 中之島” は、美術館やコンサートホール、科学館、国際会議場などの多様な文化施設や歴史的建造物、企業の高層ビル群と、公園や水辺環境が共存する他に類を見ない都市の中州であり、パリのシテ島、ベルリンのムゼウムス・インゼルのように世界に誇る国際的な文化資産に満ちています。

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「クリエイティブアイランド中之島」は、14 機関による国内最大規模の創造ネットワーク組織が、中之島エリア全体を「創造的な研究所」に見立て、様々なクリエイティブコンテンツを開発・創出していきます。

幕開けとなる2021 年のスタートアップ企画では、中之島のユニークベニューを舞台にした9つのナイト&デイプログラムを展開、プラットフォームメディアとしてのウェブサイトを立上げます。
この「クリエイティブアイランド中之島」noteでは、実施したプロジェクトのプロセスやレポートなどを随時お届けしていきます。

新型コロナウイルスによって世界が一変しましたが、文化と経済の両輪による持続可能な都市のリブランディングによって、ニューノーマル時代にふさわしい、 “ 世界中の人々が訪れ集うクリエイティブなまち中之島” を目指します。これからの創造的な未来にご期待ください。

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プロジェクトのウェブサイトはこちら
https://nakanoshimalab.jp/


委員長からのメッセージ

「クリエイティブアイランド中之島実行委員会」は2019 年に設立しました。しかしながら本格始動の2020 年、新型コロナウイルスの影響により世界が一変し、経済・文化が多大なる影響を受け困難を極める状況において、改めて本実行委員会の意義を見つめ、先行きが見えない今こそ、未来を志向するための組織間の垣根を超えた共創が重要である、と決意を新たにしました。

中之島は世界に冠たるクリエイティブアイランドとなるポテンシャルを有しており、このような組織ができるに至ったことは、今後の躍進に向けた一里塚となるものです。単体の施設がネットワーク化されれば、1+1が2ではなく大きなシナジー効果が生まれ、一つの面となって発展していくでしょう。今後は、何を実践していかに継続させるかが課題ですが、学術・芸術・技術の三つの「術」が交差することによって、はじめて文化というものが醸成されると確信しています。

国内最大級の創造ネットワークによるさまざまな取組を通じたコロナ新時代への提言とともに、2025 年大阪・関西万博やSDGsの実現に向け、国全体の成長を牽引する都市大阪の発展に寄与することを目指します。

クリエイティブアイランド中之島実行委員会
委員長 西尾章治郎(大阪大学総長)

クリエイティブアイランド中之島実行委員会

中之島の文化施設など14 機関による国内最大規模の創造ネットワークです。

構成団体:
大阪府立国際会議場、大阪市中央公会堂、大阪市立科学館、大阪市立東洋陶磁美術館、大阪大学・ダンスボックス・京阪ホールディングス(アートエリア B1)、大阪中之島美術館準備室、graf、国立国際美術館、こども本の森 中之島、中之島香雪美術館、中之島まちみらい協議会、フェスティバルホール


画像クレジット:
a.大阪府立国際会議場、b.大阪大学中之島センター、c.大阪中之島美術館外観イメージ 大阪市提供 設計:遠藤克彦建築研究所、d.graf、e.大阪市立科学館(提供:大阪市立科学館)、f. 国立国際美術館、g.中之島香雪美術館、h.フェスティバルホール(提供:フェスティバルホール)、i.大阪市中央公会堂(提供:大阪市中央公会堂)、j.アートエリアB1、k.大阪市立東洋陶磁美術館、l.こども本の森 中之島

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