vol. 18(2019/10/28)中野ダークツーリズムサイト開設/江古田公園の樹木伐採/中野駅前さらに再開発マンション/下から見た平和の森公園トップライト
▽「旧中野刑務所正門」などを紹介する中野ダークツーリズムサイト(英語)開設
戦争や死などに関連する場所を見にいく「ダークツーリズム」の中野区内のスポットを英語で紹介するサイト(英語)を10月下旬オープンした。現在掲載しているのは旧中野刑務所正門、野方配水塔、陸軍中野学校記念碑の3箇所。
中野ダークツーリズムサイト→ https://mewpro.cc/dark-tourism/
非公式ゆるキャラ「ナカノちゃん」が各スポットを案内するほか、3箇所以外の中野区内の見所などもブログ(英語)で紹介していく。なおナカノちゃんは江戸時代に中野の特産品だったコウモリにちなんだキャラクター。翼が中野区の形をしていて色はレインボー。
▽江古田公園の樹木伐採
江古田公園(東京都中野区松が丘)の妙正寺川沿いの木がばっさり切られた。中野区は「必要最小限の伐採」と説明しているという。
また江原屋敷森緑地(中野区江原町)の拡張工事入札が11月11日に行われるが、工事内容に「伐採工」が含まれている。
▽中野駅前さらに再開発マンション
前号で中野駅周辺で計画されている再開発マンションを5箇所、合計2千数百戸と伝えた。
前号→ https://note.mu/nakanononoffl/n/n107bd0472985
いながきじゅん子区議(無所属)によると、中野体育館北側にさらにもう1箇所、高さ165メートルのタワーマンションが計画されている。中野区は野放図な再開発で駅周辺をタワマンだらけにしようとしていることを広く区民に伝えるべきではないか。
▽平和の森公園の閉塞されたトップライトを下から撮影
10月27日「あらいまつり」最終日に東京都下水道局中野水再生センター見学会があった。下水を生分解して妙正寺川に流す地下処理施設を見学、天井のトップライト(天窓)が見学者により撮影された。トップライトは一部が上にある平和の森公園草地広場の300メートルトラックなどの工事の支障となっており、見学ルートである元草地広場西側は、下水道局と合意したのと異なる方法で閉塞されている。
▽平和の森公園第2工区工事現況
【300mトラック東側支障トップライトも閉塞】
10月23日、300m陸上トラック建設の支障となっていた青壁東側に6個並んだトップライトが手抜き工法でコンクリートを打設された。
トラック西側支障トップライトは既に手抜き閉塞の後埋め戻し済み。そこを下から撮った写真は上記参照。
平和の森公園には地下下水道処理施設に外光を確保するためのトップライト(天窓)が多数あり、現在進行中のスポーツ公園化工事では、一部が300メートル陸上トラックや園路の支障となる位置にある。
10月前半に元草地広場の300メートル陸上トラック、地下下水道処理施設トップライト(天窓)、トラック西側の擁壁、築山撤去跡のコンクリート滑り台、壁泉階段などの工事が急速に進行した。
10月17日、300メートルトラック西側の支障トップライト(下水道局との合意と異なる手抜き工事で閉塞、埋め戻し)の上にU字溝(雨水排水用)が設置された。
10月21日、コンクリ滑り台奥の擁壁が完成、西側トップライトのうち埋め戻されてなかった2箇所が埋め戻されたコンクリ滑り台奥の擁壁が完成、西側トップライトのうち埋め戻されてなかった2箇所が埋め戻された。
未開園区域のトップライトは手抜き工事ののち10月16日にコンクリートで閉塞、18日に周囲の押さえコンクリが30センチほど斫(はつ)られた。
【300メートルトラック】8月30日の説明会での細野公園緑地課長の発言によると走路は "緑ゴムチップウレタン" 舗装。工事請負共同企業体(JV)の住友林業緑化によると施工は9-12月。内周にぐるりとU字溝を設置(雨水排水設備工)、U字溝には緑のゴム蓋。U字溝から下水道(合流式)に直結する雨水排水管も設置。
トラック内側に8月21日からフレキシブルコンテナバッグ(フレコンバッグ、容量約1トン)が数十個置かれ、9月18日から数個ずつ中身の白い粉がトラック内側の土に混ぜ込まれた。この粉は実施設計報告書に記載なく不明。
300メートルトラック走路と100メートル走路は9月24日から平らに整地されたあと、10月8日、灰色の砕石が敷き固められた。
【トップライト】トップライト閉塞について細野課長は説明会で”上からは何もやっていないように見えるが下で足場を組む準備をしている”としていた。東京都下水道局と合意したやり方で閉塞すると2カ月はかかるはずだったが、現在までのところそのやり方では閉塞されていない。
300メートル陸上トラックの走路工事の支障となっているトップライトを含む、元草地広場西側に6個並んだトップライトは、10月2日と3日に全て破壊された。
10月8-10日、300メートルトラック支障エリアと元草地広場西側のトップライト計10カ所が埋め戻された。
一方、トラック走路上とは別の、元草地広場西側トップライト1カ所の閉塞工事は9月27日再開、同日、黒いアスファルトが四角い部分(以前破壊されたトップライトの穴)を埋め、28日その上に白いコーティングがされ、10月4日からアスファルトが流された。これは東京都下水道局と合意し中野区議会で7月に予算増額が認められた工法と違う。近くでトラック西側の擁壁も工事が進んでいる。
その後のトップライト現況は上記参照。
【コンクリ滑り台】小さい子たちの遊び場だった築山を潰した跡にコンクリート製滑り台が建設中。築山を撤去した跡に発泡スチロールを積んでまた土を盛り、一部下地のコンクリートを打ったあと、8月の炎天下に作業員がスコップで手作業で溝を掘って遣り形(位置決めのため仮設する木杭や板)を設置。9月初め遣り形撤去、17日に再び遣り形を設置した。小さい子には危険だとして反対が強かった急斜面は9月26日に作られた。その後少しずつコンクリートが流され、10月中旬までに滑り台下辺までコンクリに覆われた。
【壁泉】東京都下水道局中野水再生センター青壁前の "壁泉" は9月13日、舗装開始。9月28日に階段を作る工事開始、10月10日階段完成。壁泉は “水とみどりの避難場所” を実現するための水をこの公園に注ぎ込むはずだったが、ついに稼働することはなかった。“再整備” 実施設計報告書によると、ラジオ体操お手本などの “ステージ” に変えられる。
【じゃぶじゃぶ池】未開園区域のじゃぶじゃぶ池予定地周辺は、9月10日、除草のあと11-12日、土が除けられ地下下水道処理施設の覆蓋が露出。
【園内灯、BBQ場、入口12等】8月下旬、園内灯を元草地広場と園路付近に設置、元草地広場の北西でバーベキューサイト着工、公園南西部の”入口12“工事開始、公園南西部の児童遊具着工、300メートルトラック西側の擁壁着工。公園南西部には快工房(埼玉県川口市)の複合遊具とトークチューブ(もしもし遊具)、砂場が設置。
【樹木伐採、発泡スチロール埋設】トラック工事支障木など樹木1万2000本伐採は3月に完了。トラック工事のための元草地広場への1億円の"燃える可能性がある" (by豊川前都市基盤部長) 発泡スチロール埋設もほぼ済み。10月10日、元草地広場の野積み発泡スチロールに赤い逆三角の印がついたロープが張られた。平和の森公園発泡スチロール訴訟第1回口頭弁論は11月8日(金)13:50東京地裁。
▽今週の予定。意見交換会や説明会目白押し
10/28(月)19:00中野区子ども・子育て支援事業計画(第2期)素案意見交換会。中野区役所
10/29(火)14:30住宅政策審議会。傍聴可。中野区役所
10/29(火)18:30桃二小仮校舎に関する意見交換会。桃園第二小学校
10/29(火)19:00(仮称)中野区犯罪被害者等支援条例の考え方についての意見交換会。中野区役所
10/29(火)19:00区長タウンミーティング「地域主体の子育て支援」。南中野区民活動センター
10/29(火)19:00旧九中跡地への病院誘致に関する説明会。中野区保健所
10/30(水)18:00第3回今後の図書館サービスのあり方検討会。傍聴可。中野区役所
10/30(水)18:30本郷小仮校舎に関する意見交換会。本郷小学校
10/30(水)19:00打越公園整備に関する意見交換会。中野区役所
10/31(木)(この日まで)中野区立図書館全館で利用者アンケート
11/1(金)10:00教育委員会定例会。傍聴可。中野区役所
11/1(金)13:30 2019年度行政評価外部評価委員会公開ヒアリング。傍聴可。中野区役所
11/1(金)19:00「(仮称)中野区手話言語条例」と「(仮称)中野区障害者の多様な意思疎通の促進に関する条例」の考え方についての意見交換会。野方区民活動センター
11/3(日)10:00「(仮称)中野区手話言語条例」と「(仮称)中野区障害者の多様な意思疎通の促進に関する条例」の考え方についての意見交換会。中野区役所
11/3(日)15:00中野区立総合体育館の管理運営等に関する区民説明会。中野区役所
詳細→ https://nakanocitizens.hatenablog.com/entry/calendar
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