最も多くの人が摂取しているドラッグは「カフェイン」という話。


アメリカのジョンズ・ホプキンズ大学医学部の研究者たちが、「カフェインは世界中で最も普及しているドラッグである」と、論文を掲載したことがありました。


その内容は以下のようなものです。

カフェインは、これまでに考えられてきた以上に中毒性が高く、カフェインを摂取する習慣が身についてしまうと、なかなかやめられなくなり、摂取し続けると健康上の問題が生じやすくなる。


もちろんカフェインには利点もあります。カフェインを摂取することで、ストレスが軽減したり、記憶力がアップすることはよく知られていますよね。

ですが、それ以上に、カフェインは危険ドラッグと並び、強い依存性を持つことが問題となっています。



アメリカ食品医薬品局(FDA)や欧州食品安全機関(EFSA)は、1日あたりのカフェイン摂取量の上限を400mgと設定しています


この上限目安を超えて、多くのカフェインを含む食生活をしがちな人は、摂取量を減らすことが難しく、健康問題を引き起こしやすくなると言われています。


カフェインは、麻薬などの危険ドラッグと違い、危険性の認知が低いですよね。ですが大きなくくりでいうと、危険ドラッグと同じ部類に存在するのです。

知らず知らずにカフェイン中毒になり、その患者の数も年々増え続けているのだとか。



この問題について知らない人も多いと思います。まずはカフェインに危険性があるということだけでも知ってもらえれば嬉しいです。



勘違いしているかもしれませんが「カフェイン=悪」ではありません。適量を摂取することで、頭をスッキリさせ、仕事の意欲を奮い立たせてくれます。また、アルツハイマー型認知症やパーキンソン病に対する予防効果もあると、研究で言われています。



良くも悪くも適度な量というのがあります。大切なのは大切なのはカフェインとの良い関係です。くれぐれも飲み過ぎ・摂りすぎには注意してくださいね。



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